本・花・鳥(ほん・か・どり)

本とか植物とか野鳥とか音楽とか

2009-01-01から1年間の記事一覧

顔パン

買ってきた塊のパンを切ってみたら顔みたいだったので携帯電話のカメラで撮影。3年ぶりに携帯電話を新調した。以前のは通話方式が旧式で、主流のに買い換えると補助があるとかで、ワンセグ付きのものにしたが、カメラについてはさほど期待していなかった。…

一年は生きたまえよネズミくん

今年の三月くらいに購入したマウスは日ならずして調子が悪くなった。センターホイールを動かしたのと逆方向にスクロールするのである。下方向へスクロールしているつもりなのに上に行ってしまうのは非常に精神衛生に悪い。乗り物酔いを起こしそうだ。それで…

算学奇人伝/永井義男

主人公の吉井長七は千住の大手青物問屋万徳屋の長男だったが、子供の頃より数字に興味を持ち、長じては算学に関心を抱きすぎて家督を弟に譲り、実家よりの援助で算学三昧の悠々自適の日々を送っている。そこに持ち込まれるトラブルを算学を用いて解決すると…

オババの森の木登り探偵/平野肇 

この作家についてはまったく無知で、図書館の棚で、アウトドアなタイトルが気になったので引き抜いてみたもの。自然の中で子供が活躍するミステリーかと思ったが、そういう子供が大人になってからの物語だった。東京目黒に奇跡的に残る森は子供の好奇心を惹…

落葉2

性懲りもなく落葉(横浜自然観察の森にて)。何故かこんな風景がグッと来る。 パソコン部屋はエアコンがなく、今まで扇風機型ヒーターで凌いでいたが、いかんせん寒いので石油ストーブを出した。 昨今は電力の方が安そうで、あまり使わないようにしているが…

フィギュアスケート方面の似ている人たち

フィギュアスケートの鈴木明子http://akiko-suzuki.com/と 中国かぶり面http://www.rouishin.com/kaburi.htmlグランプリファイナル3位おめでとうございます!

バラエティ番組方面で似ている人たち

TKO木元と金子貴俊とヘリョン。と、すっぴんのIKKO(2013年付記)

文芸方面で似ている人たち

「聖なる怠け者の冒険」は森見登美彦が朝日新聞夕刊に連載している小説で、胡散臭い正義の味方ぽんぽこ仮面に追い回される小和田君の一日を詳細に描き続けている。 小和田君は企業の研究所に在籍する研究員である。そこそこに有能で、土日はぐうたらと過ごす…

プリンセス・トヨトミ/万城目学

三権から独立する検査機関・会計検査院で「鬼の松平」の異名を取る凄腕検査官が大阪府に調査に乗り込む。松平はキャリア試験をトップで通過した傑物で、些細な不正もゆるがせにしない厳格な検査官だが、濃い風貌を供えた渋い男でありながらのべつアイスクリ…

こわれた腕環 ゲド戦記2/アーシュラ・K.ル=グウィン 

大魔法使いゲドの成長と苦悩と活躍を描くゲド戦記シリーズ第二巻である。カルガド帝国の王室は「名なき者たち(闇の者たち)」を信仰しており、墓所の大巫女が亡くなると、生まれ変わりと思しき幼児を跡継ぎに据え、次代の大巫女に育てる。アルハとして育っ…

発酵食品の誘惑

画像は本日の夕飯のチゲ。母の作るキムチがいい感じにかなり酸っぱくなってきたので作ってみた。ニラの代わりに葱の青い部分を入れているが、少し煮れば結構食べられるので、泥つき葱の季節になると重宝する。 発酵食品が加熱されると独特のコクを生じる。キ…

空海の風景(上・下)/司馬遼太郎 

平安時代、日本仏教に大変革をもたらし、書芸、画芸、文芸のみならず、経済や土木などの分野でも異能を発揮した巨人空海の人生や事績を丹念に辿った評伝文学とでも言うべきか。小説と銘打ちながら著者の考察に終始しているのは司馬作品のいつもの手法だが、…

イモ類の問題

豚汁に入れるイモ類は何が基本なのだろうか。 我が家の場合は昔からサツマイモである。父の実家でそうしていたからという理由で子供の頃から食べてきたので何ら違和感を持たないのだが、どうやら世間的には違うらしい。 なかんずく、父の実家の伯母と従妹が…

暗く聖なる夜(上・下)/マイクル・コナリー 

ロス市警ハリウッド署のはみ出し刑事ハリー・ボッシュを主人公にしたシリーズの一冊だが、本作から刑事を辞め、私立探偵として登場している。ベトナム戦争従軍の過去を持つハリー・ボッシュは、独自の規範と正義感から行動しがちで、組織からははみ出してい…

影との戦い ゲド戦記1/アーシュラ・K.ル=グウィン

岩波少年文庫に入ったのを機についにゲド戦記シリーズを読み始めた。多島海(アーキペラゴ)地域の山羊飼いの家に生まれたハイタカ少年が大魔法使いになるまでを描いた成長ファンタジーという感じだろうか。ハイタカは素質を見込まれて大魔法使いに預けられ…

ああだこうだ言わんとコーダーブルーム

相変わらず実際には乗らずにネットと紙で自転車を楽しんでいる自分だが、昨今気になるのが[私×自転車]のコーダーブルームというブランドである。 http://www.khodaa-bloom.com/2010/ ↑フラッシュ使いまくり注意 下記はサイトのブランドコンセプトから一部抜…

デジカメに1000万画素はいらない/たくきよしみつ

ミュージシャン、作家、デジタル方面のライターなど、多方面の活躍をする著者が、朝日別冊BEに連載したコラムに加筆訂正したデジカメ本。デジタルカメラ業界をめぐる矛盾をユーザー本位で突いており、また、ガバサク流写真術を指南するなど、デジタルカメラ…

♪キノコ〜ノッコ〜ノコ

今が旬などと言って料理番組でキノコ料理を取り上げる季節だが、使うキノコは一年中スーパーに並んでいるものばかりで、どこが旬なんだぁ〜と毎年ツッコミを入れている。田舎の民宿に泊まるとかしないと、本当に旬のキノコは味わえなさそうだ。まぁそれでも…

]ROCKER/小野寺史宜

気ままに生きている女子高生が音楽に目覚める青春小説。 両親が離婚し、母親が働いているのでわりあい野放図に生活している堀美実は、高校は卒業できるぎりぎりの日数しか行く気がなく、友人は作らず、従兄の永生(えいしょう)のアパートに入り浸る日々だ。…

境目のない遠近両用レンズに存在する若年と老年の境界

高校入学頃から「近視+乱視」眼鏡を使用してきたが、本を読んでいてわずかに字がぼやけるようになったのは10年くらい前だ。老眼のはしりだがまぁそれでも普通に読めていた。それが、4〜5年前に眼鏡を新調したとき、アラっというくらいにはぼやけるように…

海底二万里/ジュール・ヴェルヌ

言わずと知れた空想科学小説の古典である。ストーリーについては大きく触れる必要はないと思うが、十九世紀の大洋上で何者かとの衝突事故が頻発し、調査のために軍艦に乗り込んだ博物学者アロナックス教授が海底の驚異を語る記録という体裁を取っている。今…

図書館にて

大きな音声が苦手だ。一緒にテレビを見ていても、ひとがちょうど良いという音量が不愉快になる。これは耳がいいというより騒音に対する耐性が弱いのだと思う。だから映画館やライブも苦手で足を運べない。昨日、図書館で雑誌を見ていたら、隣の席に座った子…

チーム・バチスタの栄光/海堂尊

あまりにも有名な作品なので、今更の感もありますが・・・(汗)。大学病院における連続不審死事件の謎解きを描く、言わずと知れた医療ミステリのベストセラーである。バチスタ手術(拡張型心筋症の肥大した部分を切除してしまう心臓手術の手法)の名手・桐…

You say Italy kit a Lee

タイトルは「郵政行ったり来たり」のシャレです。奥田民生の「リー!リー!リー!」の真似をしてみました(笑)。 4年前の郵政選挙で当時の政権を大勝させた民意は、今度は反対側へ大きく触れた。傲慢を承知で言えば、民主政治とは衆愚政治だなぁと思う。当…

いつもの猫 裏側バージョン

裏側の窓を開けたら「いつもの猫」が すぐ目の前の塀に座っていた。 あわててカメラを取りに走り、 一枚だけ撮影したところで逃げていったが、 向こうも驚いたんだろうなぁ(笑)。 びっくりしたにゃ! 数瞬後 いつものところで

弥勒の月/あさのあつこ

「バッテリー」などで人気の児童文学の旗手あさのあつこ初の時代小説である。商家のおかみが掘り割りに身を投げて自殺した事件を、変わり者の同心が探っていくというミステリアスな趣。木暮信次郎は伝法で冷酷で無神経な同心である。岡っ引きの伊佐治(ぐれ…

夜叉桜/あさのあつこ

人気児童文学シリーズ「バッテリー」でブレイクした著者初の時代小説「弥勒の月」の続編。有能でニヒルで冷酷で残虐で、そのくせ妙な愛嬌がある八丁堀同心・木暮信次郎が遊女連続殺人の謎を解く時代ハードボイルドと言ったところだろうか。信次郎の他にも、…

ぼくは夜に旅をする/キャサリン・マーシュ

黄泉の国をさまようオルフェウス神話を題材にした10代向けのミステリアスファンタジーである。アメリカ探偵作家クラブ賞最優秀ジュブナイル賞受賞。考古学者の父親の勤務先である大学に暮らす14歳のジャックは、母親を早くに亡くした、寡黙で内向的な少…

空を眺めて

親水公園の野外テーブルに背をもたせ掛けてベンチに斜めに座り、空を眺めていたら、秋の雲がいい感じだったので写してみた。モノクロ化してみると雑な写真でもちょっとムードありげに見えて面白い(笑)。

MM9/山本弘

当たり前のように怪獣が現れ、対処の失敗によっては甚大な災害を引き起こす日本を舞台に、気特対(気象庁得意生物対策部)の活躍を描くSFであり、熱い公務員小説でもある(笑)。MMとはモンスター・マグニニュードの略で、体重測から被害の大きさを予測…