本・花・鳥(ほん・か・どり)

本とか植物とか野鳥とか音楽とか

2009-10-01から1ヶ月間の記事一覧

You say Italy kit a Lee

タイトルは「郵政行ったり来たり」のシャレです。奥田民生の「リー!リー!リー!」の真似をしてみました(笑)。 4年前の郵政選挙で当時の政権を大勝させた民意は、今度は反対側へ大きく触れた。傲慢を承知で言えば、民主政治とは衆愚政治だなぁと思う。当…

いつもの猫 裏側バージョン

裏側の窓を開けたら「いつもの猫」が すぐ目の前の塀に座っていた。 あわててカメラを取りに走り、 一枚だけ撮影したところで逃げていったが、 向こうも驚いたんだろうなぁ(笑)。 びっくりしたにゃ! 数瞬後 いつものところで

弥勒の月/あさのあつこ

「バッテリー」などで人気の児童文学の旗手あさのあつこ初の時代小説である。商家のおかみが掘り割りに身を投げて自殺した事件を、変わり者の同心が探っていくというミステリアスな趣。木暮信次郎は伝法で冷酷で無神経な同心である。岡っ引きの伊佐治(ぐれ…

夜叉桜/あさのあつこ

人気児童文学シリーズ「バッテリー」でブレイクした著者初の時代小説「弥勒の月」の続編。有能でニヒルで冷酷で残虐で、そのくせ妙な愛嬌がある八丁堀同心・木暮信次郎が遊女連続殺人の謎を解く時代ハードボイルドと言ったところだろうか。信次郎の他にも、…

ぼくは夜に旅をする/キャサリン・マーシュ

黄泉の国をさまようオルフェウス神話を題材にした10代向けのミステリアスファンタジーである。アメリカ探偵作家クラブ賞最優秀ジュブナイル賞受賞。考古学者の父親の勤務先である大学に暮らす14歳のジャックは、母親を早くに亡くした、寡黙で内向的な少…

空を眺めて

親水公園の野外テーブルに背をもたせ掛けてベンチに斜めに座り、空を眺めていたら、秋の雲がいい感じだったので写してみた。モノクロ化してみると雑な写真でもちょっとムードありげに見えて面白い(笑)。

MM9/山本弘

当たり前のように怪獣が現れ、対処の失敗によっては甚大な災害を引き起こす日本を舞台に、気特対(気象庁得意生物対策部)の活躍を描くSFであり、熱い公務員小説でもある(笑)。MMとはモンスター・マグニニュードの略で、体重測から被害の大きさを予測…

薬剤師の接客

二ヶ月ほど前から膝に痛みがあり、加齢による軟骨のすり減りかなぁとおびえつつ自然治癒を待ったが一向に治らないので、致し方なく近所の中規模病院の整形外科へ。レントゲンの結果、骨に異常はなく筋肉の炎症によるものだろうと診断され、大腿四頭筋を鍛え…

海王(上・下)/宮本昌孝

武人として超越しており、清爽さでひとを魅了し、乱れる世に平穏をもたらそうとしながら非命に斃れた快男児・足利義輝(室町幕府十五代将軍)の生涯を描いた「剣豪将軍義輝」の続編にあたり、義輝の落胤である海王(ハイワン)が父親と同様に胸透く活躍をす…

オカメインコに雨坊主/芦原すなお

50代と思しき画家が、鉄道を乗り間違えてたどり着いた不思議な田舎町に住み着き、そこでの日々をユーモラスに綴る連作掌編ファンタジー。時代設定がよく分からないが「このあいだの戦争」というような描写もあることから、戦後数年くらいということになっ…

日蓮

鎌倉・妙本寺(比企邸跡)に建てられている日蓮像。新しいものだと思うが、高さ5〜6mのあたりから回りを睥睨している。眉太く、目は大きく、鼻梁の高い意志の強そうな顔は縄文人的に思えるがどうだろう。千葉の生まれだから、南方系の祖先が黒潮に乗って…

フレディ 小さないのちの物語/レオ・ブスカリア

子供に死とは何かを教えるための写真絵本。以前に「葉っぱのフレディ」がブームになったが、「葉っぱ」よりも前に詩人の三木卓が翻訳したものである。 血止め式のhebakudanさんに本書のことを教えていただき、ぜひ読んでみたくなった。 内容については多分よ…

近所の迷惑猫

横から見れば猫らしくて可愛いのに・・・(笑)。

海辺の博覧会/芦原すなお 

「三丁目の夕日」のヒットと関係あるのかどうか、著者の少年時代と思しき1960年前後の悪ガキたちの遊びと生活を描いた、ユーモアとノスタルジーたっぷりの少年小説である。著者は香川県観音寺市の出身だから、この物語の舞台も多分そうなるのだろう。風…