本・花・鳥(ほん・か・どり)

本とか植物とか野鳥とか音楽とか

2010-01-01から1年間の記事一覧

狸の夫婦/南伸坊

笑う茶碗に続いて、風流酔狂な夫婦シンちゃんとツマ文子の日常を描いたエッセイ集。どうでもいいことを軽い文章で綴るこの手のエッセイは過去に多数書き手があり、どれを読んでも誰かの亜流になってしまいそうなのだが、本書がじんわりほんのりと楽しいのは…

鳥のくらし発見隊

横浜自然観察の森友の会(ボランティア組織)の探鳥会「鳥のくらし発見隊」に参加。「9月は二年連続で九種類しか見ておらず、連続記録更新なるか?」という事前のリーダーさんのご説明が笑わせてくれた。サンコウチョウが出ていると言うことでものすごく期待…

芙蓉(フヨウ)

アオイ科フヨウ属植物偏愛者としては、ムクゲ、ハイビスカスなどの他に本家フヨウも大好きな植物だが、とてもかさばるため庭植えする気にはなれず、もっぱらよその植栽を眺めることで満足している。八重咲きで豪華な酔芙蓉も良いが、いわゆる芙蓉の清楚さも…

まほろ駅前多田便利軒/三浦しをん

言わずと知れたベストセラー兼直木賞受賞作。直木賞受賞で話題になった当時、何となく「地方都市の便利屋が遭遇するトラブルを面白おかしく描いた人情話」という印象を受けた。それもある点では間違っていないが、登場人物たちが大きな闇を抱えていて苦悶す…

それはツミ

ツミは小型のタカ類。鳩ほどの大きさらしい。この写真は公園の管理施設に展示されていた剥製で、生きているところは見たことがない。ぜひ見たいものだとは思うが、トビ以外の猛禽類を間近で眺めるのは初心者には難しく、剥製でもまぁありがたいかもしれない…

引地川にて

妙にキリリとして見えるアオサギくん(笑)。

芭蕉めざめる/光田和伸

松尾芭蕉幕府隠密説を真面目に考えている芭蕉研究者はいない(らしい)。しかし、芭蕉研究者を自認する著者がこれを真面目に検証しているのが本書である。おそらく芭蕉の生涯が謎に満ちているためこのような仮想学説が登場したのだろう。著者は現在までに確…

スズメ@引地川親水公園

PCが不調にて修理に出し、一週間ほど留守を致しました。日曜日に、大庭城址公園と引地川親水公園を散歩。いつもいる野鳥しか見られなかったが、それは覚悟の上なので、何でもいいから観察できれば嬉しい。大庭城址公園はセミばかりがうるさく、野鳥の声はほ…

自由で陽気なフラガール

よく野鳥観察に行く遊水地の管理事務所ロビーに飾られていた松ぼっくり人形(クラフト教室がたびたび開催されている)。

遊水地にて

午前中、近場の遊水地にて野鳥観察。カワウ、コサギなどのいつものメンバーを眺め、多分このような連中ばっかりだろうなぁと思いながら歩いていたら、川の中州を飛び去るイソシギが!。これとてありふれてはいるが、カワウ・コサギ・アオサギのトリオのよう…

渋谷に里帰り/山本幸久

食品卸会社で特に目立たず営業職を続ける峰崎稔32歳は、営業一課のホープ坂丘女史が寿退社することになったため、後任として二課から異動する。坂丘女史は渋谷近辺が担当区域だが、地価高騰時に親が渋谷の家土地を処分し地方に引っ込んだ稔には渋谷は鬼門で…

ツバメ

一ヶ月ほど前、二階の真正面になる電線にツバメがとまっていたので、慌ててカメラを取りに走り、写真を撮りながらじっくり観察した。通常、黒白ツートンのイメージのあるツバメだが、頭部は濃紺と赤に彩られて結構カラフルだ。なかなか近場で見るチャンスが…

横浜自然観察の森にて

日曜日は横浜自然観察の森の探鳥会に参加。野鳥観察には一番不向きな時期であり、さほどの期待はしておらず、スタッフさんに鳥について教えていただきながら山の中を歩ければ良しと思っていた。まず見晴台を目指したが、いつもとは違う山道で、ちょっとハイ…

黒い悪魔/佐藤賢一

10年ほど前はアレクサンドル・デュマばりの波瀾万丈西洋時代小説を主に書いていた佐藤賢一だが、本作はそのデュマの父親の描いた評伝歴史小説である。仏領ハイチで白人貴族と黒人奴隷の間に生まれ、長じてフランス共和国軍の将軍となり「黒い悪魔」と恐れ…

猫ぼんぼり

水木一郎アニキのぼんぼり

鳥ぼんぼり

アオバト カワセミ

鶴岡八幡宮にて

八幡宮の蓮の花が盛りだが、10時過ぎに行ったら少し遅かった。年によっては昼ごろに行ってもきれいに咲いていることがあるのだが・・・。今の時期、八幡宮ではぼんぼり祭りが催される。著名な画家や文筆家が灯籠の絵を書き、夕方に灯りがともされる。夜に見…

2010年7月27日 月齢15.3

引地川親水公園にて

日曜日、引地川親水公園に野鳥観察に出かけてみた。特に目的もないままグラウンド横の湿地木道を歩いていたら頭上からきれいなさえずりが聞こえる。少し離れたところで木のてっぺん近くで鳴いているのを確認、多分ホオジロだろうと思ったが、羽毛がホワホワ…

スズメ、カワユス。

アヒルを見て「何だアヒルか」というような人は野鳥観察に向かないという話を 野鳥の会の方がされていましたが、「何だスズメか「何だカラスか」なんて人も向かないような気がします(笑)。

金井遊水地にて

先週、小雀公園の帰りに寄った金井遊水地での写真。 ミズキンバイ やや絶滅危惧種の水草らしい。いかだの中で人工増殖させているようだが、さほど綺麗とは思えない遊水地の水でも育つんだなぁ・・・。 カワウ ポーズをしているようで面白かった。 昨日、別の…

2010年7月24日 月齢12

満月かと思いましたがもう少し間があるようです。 12倍ズーム+1.7倍テレコンでも小さくしか 撮れないので、切りだしてちょっと補正済み。 (実はちょっと手ぶれ(汗))月齢12といえば犬神明が強くなり始める頃か!? (↑分かる人には分かるSFネタで…

ヤマユリ@小雀公園

雑木林の中でヤマユリが咲いていた。派手な割に清楚な花容が美しいユリだ。神奈川の県花であり、切通しの崖などに自生しているのを見かけることもあるが、なかなか写真の撮れる近さではなく、この距離で見られたのは嬉しかった。現在居住しているところは5…

トンボ@小雀公園

名前は分からないが(鳥屋と虫屋を兼ねる人もいるみたいだが、虫の方はさっぱり・・・)、青いトンボと赤いトンボが撮れたのも嬉しい。

小雀公園にて

小雀公園は自然の山林や湿地を生かした里山公園である。遠くではないとろこにありながら今までいったことがなかったのは、テニスコート等を併設しているため運動公園だと思っていたからだが、溜池があって野鳥も見られるような自然公園だったらしい。認識不…

戊辰算学戦記/金重明(キムチョンミョン)

将軍慶喜が大政奉還した後、越後に脱走して抵抗を続ける幕府の軍学者結城勘兵衛と片田舎の算士との交流と、戊辰戦争の局地的な戦闘を描いた算学小説である。勘兵衛は幕府顧問であったフランス軍人から西洋数学の指導を受け、暇なときには常に公式や定理につ…

横浜自然観察の森にて

横浜自然観察の森の野鳥観察会に参加。雨でも行くつもりで覚悟していたが、朝のうちは曇りで、カンカン照りでもなく降るでもなく、蒸し暑い季節としてはましな方の天候だった。草木が茂り、繁殖期も終わってさえずりもなくなり、野鳥観察にはあまり適期では…

近所猫

フラクタルなサボテン

猫@寺

鎌倉の寺院境内でよく見かける猫。手前の猫しか分からなかったが、奥にもう一匹いた。 徐々に近寄っていったので、 段々アップになっていく。 逃げないのでありがたかった。