本・花・鳥(ほん・か・どり)

本とか植物とか野鳥とか音楽とか

2011-09-01から1ヶ月間の記事一覧

二階堂和美

車でFMを聞いていたら、何やら弾き語り風のライブをNHK−FMでやっていた。昭和フォーク風というか、和風情緒漂う歌唱と旋律が気になって、帰宅してから調べてみたところ二階堂和美という歌手らしい。キャリアはそこそこ長いらしいが、全然知らなかった。ヒッ…

おそらくウチワサボテン

知らない家の人がサボテンの手入れをしていて、通りがかりの母に茎をくれたという(多分)ウチワサボテン。土に挿しておいたら発根して活着したようだ。サボテン・多肉類は範囲が広いし、勝手な流通名が付いているので、肉マニア以外には把握にしにくいが、…

千年、働いてきました −老舗企業大国ニッポン/野村進

老舗企業について採り上げたNHKの番組を見たことがあるが、日本には創業から百年以上続く会社が多いらしい。その伝統と進化について訪ね歩いたルポルタージュである。世界最古の企業とされているのは奈良の宮大工建築会社・金剛組で567年創業とか。著者が採…

名探偵カッレとスパイ団/アストリッド・リンドグレーン 

カッレくんシリーズ第三弾。またも夏休みの輝かしい日々を過ごすことになったカッレ、アンデス、エーヴァ・ロッタの三人が、今度は謀略騒ぎに巻き込まれた幼児を助けるために奮闘する。バラ戦争のさなか、子供好きのエーヴァ・ロッタは、郊外の一軒家で見か…

カッレくんの冒険/アストリッド・リンドグレーン

カッレくんシリーズの第二弾。今度は本格的に殺人事件と関わることになる名探偵ブルムクヴィストである。仲良しの悪童たちが繰り広げるバラ戦争の課程でエーヴァ・ロッタが高利貸しを殺したと思われる犯人を目撃してしまう。それが新聞に掲載されてしまい、…

名探偵カッレくん/アストリッド・リンドグレーン 

子供の頃に親しんだ名作児童文学の読み直しモードに入っており、これも35年ぶりくらいの再読だろうか。今で言えばYA向けの讀物になるだろう。カッレ・ブルムクヴィストは食料品店の息子で、ホームズやポアロに憧れて日々探偵活動に明け暮れ町の治安を守って…

つむじ風食堂の夜/吉田篤弘

主人公が引っ越してきた街の四つ辻にある、「つむじ風食堂」に集う風変わりな善人たちのエピソードを淡々と重ねた連作短編集。派手なことは大して起こらないが、二重空間移動装置(実は万歩計)を売る帽子屋とか、夢見好きな果物屋若店主とか、人工降雨の研…

台風一過の朝の月 2011年9月22日

台風一過の青空に薄く月が見えていた。まったく、青空バックだとノイズだらけなのがありありと分かる(笑)。昨日の台風は凄かった。風も雨もあれだけ強いのは久しぶりだ。朝、外に出たら鉢は転げているわ道路は葉っぱが散乱しているわ・・・。それにしても…

辺見じゅん女史死去

夕刊にノンフィクション作家・歌人の辺見じゅん女史死去の報があった。この人の「呪われたシルクロード」は、明治期に富をもたらした生糸の輸出を描いたもので、養蚕が主要産業であった八王子から積み出し港の横浜までをシルクロードに見立ててそこに女工哀…

十六夜の月を補正

9月13日の十六夜はあまり色合いが美しくないので、Picasaで補正してみた。明度とコントラストを上げ、少し色合いもいじってみたら、多少は見た目の月に近づいたような気がする。ただ、闇夜バックで目立たなかったノイズまで補正されてしまい、美しくないので…

Lucy's Eyes/Papermoon

夕べのDocomo Making senseでかかっていた曲が気になってJ-WAVEのオンエアリストを当たってみたところこの曲と判明。アコースティックなアレンジ、柔らかいボーカルが何とも心地よい。The Cardigansなんかに近いような感じかな。

スジ屋

スジ屋とは鉄道のダイヤグラムを作成する部署の人。亡父は国鉄の事務屋だったが、自分が生まれる前に住んでいた社宅の住人にスジ屋さんがいたらしい。気が散るとはかどらない仕事らしく、子供も家の中では遊ばせなかったそうだ。この職種は職人仕事というイ…

悲しき陶器

焼き物が好きで、安い作家物を買ったり、焼き物好きの両親が陶芸の土地へ旅行したときに土産に貰ったりしたものを箱に入れて棚の上に上げておいたら三月の震災で落ちてしまった。チャリチャリと悲しい音がするので開ける気になれなかったが、昨日、部屋の掃…

被災地からの訃報

義理の伯母は石巻出身で仙台に暮らしているが、伯母の実家の兄(86才)が亡くなったと知らせが入った。何度か顔を合わせたことがあるかも知れないけれどもしかとは記憶にない人だ。呼吸器疾患を持っていたと言うことで、津波後、息子(いとこのいとこに当た…

自転車冒険記/竹内真

快作「自転車少年記」の主人公の一人である昇平の息子北斗が本作の主役。小学六年生の北斗は、クリスマスのプレゼントに一人で大阪までツーリングすることを許可して欲しいと切り出す。全行程を数日に分けると、一日あたり(100km)が宇宙までの距離に…

アマリリス

アマリリスというと春咲きの球根が秋から冬にかけて出回るが、あれはヒガンバナ科ヒッペアストルム属の球根植物で、本来のアマリリスはこちらの秋咲き種だそうだ。以前に原種マニア氏から頂いたもので、しばらく咲かなかったが今年は咲いてくれた。ベラドン…

ある人気作家新刊と「時をかける少女」

ある人気作家の新作(三ヶ月ほど前に出たもの)を読んでいて、この筋立ては「時をかける少女」へのオマージュかなぁと感じた(ネタバレになるので新作の書名は出しません)。時間トリックとそこに流れるリリシズムがよく似ているように思えたのである。で、…

中秋の名月

シャッタースピードを1/1000秒にして手持ちでも撮れる満月ってことで。どうもキレがないが、無限遠でピントを合わせるのが大変で、このカメラの限界かも知れない(決して腕のせいにはしない(笑))。

放浪行乞 山頭火百二十句/金子兜太

俳人金子兜太が、放浪の自由律俳人種田山頭火の人生の足跡と共に作句の鑑賞を記したもの。山頭火は、「分け入っても分け入っても青い山」「うしろ姿のしぐれてゆくか」等、特にファンでもない自分でもなんとなく代表句を知っているくらいに巷間有名な放浪者…

飛行機雲

昨日、家から数km離れた隣市にいたところ、真っ青な上空に長い飛行機雲が一直線に伸びていた。慌てて携帯で写してみたが、あの鮮やかさな印象とはだいぶ違う。まぁ携帯だから仕方ないか。 おそらく10km以上伸びていると思われた飛行機雲は、家に戻って…

ホシゴイ

水際にいることが多いアオサギやコサギに対し、ゴイサギは水辺の茂みにもぐっていることが多いような気がする。もっとはっきり顔を見せておくれよ(笑)。ゴイサギの幼鳥をホシゴイというが、星乞いなんて文字を当てるとちょっと風流に思える(笑)。

ダイサギ

コサギほどには目に付くわけではないが、それでもわりあいよくいるサギだと思う。探鳥会の時には誰かしらが同定してくれるが、一人探鳥の時にはダイサギかチュウサギかに迷う。口角が長そうなのでダイサギと言うことに。

液体窒素を浴びる

二年ほど前からこめかめに出来ているイボが気になり、ついいじってしまうので、皮膚科へ行ってきた。昨今は近場の中規模の総合病院には皮膚科のないところが多く、結局近所の開業医へ。結果、懸念していた通り老人性いぼ(ガーン!)。いわゆる老人斑がイボ…

サギいろいろ

境川遊水地公園ビオトープの中央にある島にダイサギ(おそらく)、コサギ、ゴイサギ(ホシゴイ)、アオサギが一緒にいた。鷺山というのは聞くことがあるが、異種格闘技戦の鷺山もあるんだなぁ・・・(笑)。

うろこ雲@9/4

台風の気配が不穏な空にこんな雲も。秋だなぁ。そういえば秋雨前線はどうしたんだろう。

入道雲@9/4

台風は西日本に大きな被害をもたらしたようだが、神奈川県東部の当地ではたまにざっと来るだけで、ほとんど台風らしい風雨はなかった。気象予報では三日間くらいの大雨だったが・・・。下記の入道雲もそんな日の午後に撮ったもので、やっぱりどこか不穏な空…

銀輪に花束を/斉藤純

北東北を舞台にした自転車掌編小説集という感じだろうか。、第一部は主人公「彼」の自転車についての思いや、年の離れた友人Y氏についてや、音楽に関するウンチクなどを淡々と綴っていて、特に派手なストーリー展開もない。二部、三部も、多少主人公が変わる…

ワルナスビ

川沿い遊歩道に生えていたワルナスビ。当初ワルナスビとは知らず、この星形の花はナス科に違いないと思って調べてみたところワルナスビと判明。その(可哀想な)名の通り、ものすごい繁殖力で根絶の難しい外来植物らしい。 wikipedia:ワルナスビ 下は同じナ…

カエデ

鳥を見に出かけた川沿いにある公園にて。カエデのシルエットが撮りたかったのだが、なんかごちゃごちゃして鬱陶しい。夕日に浮かぶ建物のシルエットなんていうのも美しく、自分でも撮りたいと思うが、なかなかいい時間帯に居合わさない。以前、五木寛之の旅…

少年少女飛行倶楽部/加納朋子 

クラブ活動必修の中学校で、一年生の佐田海月(さだみづき=しっかり者で頼りになり、天然ボケの母親や友人に対してツッコミ体質)が、副部長に一目惚れした幼なじみの大森樹絵里(依存的で甘ったれなブリッ子)に頼まれて入部したのは変人ばかりの飛行クラ…