本・花・鳥(ほん・か・どり)

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薬剤師の接客

二ヶ月ほど前から膝に痛みがあり、加齢による軟骨のすり減りかなぁとおびえつつ自然治癒を待ったが一向に治らないので、致し方なく近所の中規模病院の整形外科へ。レントゲンの結果、骨に異常はなく筋肉の炎症によるものだろうと診断され、大腿四頭筋を鍛えて膝を保護するようリハビリ室で教わって来いということで(ほっとけば筋肉が減っていくのも老化のひとつだということだ)、理学療法士の指導を受ける。

このリハビリが結構スパルタで、若い女理学療法士がビシビシと指導してくれた。しかしこれが本来のリハビリというものであろう。体をいじめて足りない機能を回復させるわけで、腿がぷるぷるする・・・。民主主義医療を標榜する別の病院の名物理学療法士は、老人が入院する部屋に「鬼が来ましたよ〜」と入ってくるという(笑)。

余談だが、家から歩いて数分のところにある整形外科では、リハビリと称して老人を集めている気配がある。母も腰痛で受診したが、腰痛体操を教える訳でもなく、ウォーターベッドで暖めるくらいのことらしい。快適だから老人たちもいそいそと通院するようだが・・・。上記の病院のように、家でやる体操をきちんと指導してこその理学療法ではないか。

閑話休題、湿布薬が処方されたので、門前薬局で調剤してもらった。あちこちの病院門前に開店している全国チェーンの薬局で、別の薬局は利用したことがあるが、今回の薬剤師の接客に面食らった。おなかのところで手を組んでお辞儀をする、銀行窓口かエレベーターガールかスチュワーデスか、という感じのマニュアル接客で、完全にお客様扱いなのである。時代は変わるんだなぁ。医療はサービス業であるなんてことが言われているが、さすがに病院の受付でこういう接遇をされたことはない(笑)。