本・花・鳥(ほん・か・どり)

本とか植物とか野鳥とか音楽とか

2009-05-01から1ヶ月間の記事一覧

猫&トンビ

一週間ほど前、漂泊の思い止みがたく片雲の風に誘われてえのしまへ(車で30分もあれば行けるんですが・・・(笑))。島内を歩くとそこら中で猫に出くわします。のほほんとたくましく生きているように見えて魅力的です。 狛犬の足下で安らぐ猫 トイレを探…

蚊ほどうるさきものはなし

公園に集う不良たちを、若者にしか聞こえない高周波の不快音で撃退するという試みがニュースになった。ニュース番組内においてどのような音かも流していたが、全然分からない。アナログ地上波では分からないかも知れないと言う断りがあったが、耳年齢のせい…

あぽやん/新野剛志

あぽやんとは、空港でツアー客に発券したり、トラブルの処理をしたり、お見送りをしたりする担当者である(あぽとはairportの略)。ツアー客と現場で関わる重要な職務という感じがするが、旅行業界ではの第一線ではなく閑職扱いされているらしい。 本作は、…

歯医者さんはマリリン・マンソンがお好き(笑)

メカニカル・アニマルズアーティスト: マリリン・マンソン出版社/メーカー: ユニバーサル インターナショナル発売日: 2006/05/17メディア: CD購入: 1人 クリック: 69回この商品を含むブログ (19件) を見る昨年までお世話になっていた歯科医S先生が勤め先の…

ヴォーリズ建築

本日のNHK教育−日曜美術館はヴォーリズ建築を採り上げていた。W・M・ヴォーリズは明治末に来日した宣教師であり、建築家であり、福祉事業家であり、実業家でもある。近江八幡に多く残されている瀟洒な洋館建築については旅番組で見たことがあったし、伝…

脇役 慶次郎覚書/北原亞以子

隠居した同心が遭遇する事件やトラブルをユーモラスかつ暖かく描く慶次郎縁側日記シリーズの個性的な脇役たちに焦点を当てた連作集。とは言っても、いつものシリーズでも、必ずしも慶次郎が主役と言うわけでもなく、ほんの少し関わり合ったりするだけの作品…

スコットランドの耳折れ猫

近所から来る迷惑猫のうち、スコティッシュフォールドと思われる一匹について下記のようにブログのネタにしています。 http://d.hatena.ne.jp/suijun-hibisukusu/20090405/p1先日、夕闇迫る門扉前にこの耳折れ猫がチョコンと座ってこちらを見上げており、慌…

心房細動デビュー!

以前からドキンと心臓が強く打つ不整脈持ちでありまして、25年くらい前に心室性心室性期外収縮と診断され、これはまぁ、何も心配いらないと言われておりました。それがここ数年、ドキンが連続して起きる激しい動悸が数十分から数時間続くことがあり、何と…

あだ惚れ 国芳一門浮世絵草紙2/河治和香

歌川国芳の娘である登鯉(とり=跳ねっ返りだが純情な江戸娘)を主人公に、江戸の風俗や切ない青春を活写する時代小説の第二弾。前作は「侠風むすめ」。経験もそれなりに踏んでいて、男女の道の奥深さを心得ている登鯉は、旗本の子息に惚れかけて悲しい思い…

MOW クリーミーチーズ

アイスクリーム類は乳成分の割合によって、アイスクリーム、アイスミルク、ラクトアイスと分類される。カップアイスでは250円くらいのプレミアムはアイスクリームで、100円のはラクトアイスであることが多い。で、100円カップアイスでアイスミルク…

イノシン酸は偉い!

「満点☆青空レストラン」は、タレントが産地に出向き、そこで採れた食材を調理して食べる地産地消をテーマにした番組で、本日は土佐のかつおを採り上げていた。かつおのたたきから、生節、かつお節まで、加工の過程が実によく分かって興味深い。生節を作る過…

Webアクセシリビリティ

Webアクセシリビリティとはウェブサイトの閲覧しやすさである。具体的には、目に優しい色遣いだったり、文字の読みやすさだったり、ハンディキャップを持つ閲覧者でも容易にアクセスできること、というような感じだろうか。管理しているサイトがサイトな…

火ノ児の剣/中路啓太

徳川家宣側近で、政治家として活躍した儒者新井白石の雌伏と苦闘の日々を描いた時代小説だが、温厚な儒者というイメージとはほど遠い。波瀾万丈の巻き込まれ型冒険ハードボイルドという感じである。明暦の大火直後に生まれたため「火ノ児」とあだ名された新…

コストパフォーマンスの悪い作家

改行が多く、紙面が白っぽい作家のことを「コストパフォーマンスの悪い作家」と呼んでいる。戦前の小説などは字間ピッチも改行ピッチも少なく、一面黒ベタな感じの紙面は読もうとする意欲減退するものがあるが、おそらくスペースの半分以上が空白と思われる…