長野オリンピックの決定は嬉しかった。小学生のほんの一時期、長野市内に住んでおり、その頃に開催された札幌オリンピックの記憶が重なって非常に興奮を覚えたのである。まぁ、オリンピック後の長野の状況は決してバラ色ではなかったようにも思えるが・・・。
しかして東京である。なぜこんなに拒否感があるんだろうかと考えてみるに、巨大イベントやインフラ投資で経済浮揚という昔ながらのやり口が鼻につくし、それによる環境変化も嫌だ（葛西臨海公園にカヌー会場を作ろうなんて案もあるし）。そして何より、大勢で盛り上がる馬鹿騒ぎが好きじゃないんだと改めて思い至った（協調性がないんで、子供御輿が嫌で逃げた過去がある（笑））。7年後に決まっただけでもうお祭り騒ぎをしていることに辟易。遠くの祭りをテレビで見る分には面白いが、東京の隣県に住む者として、外国人が大勢やって来て普通の生活が規制されるような状況が鬱陶しい。端的に言えばオレの家の周りで運動会は止めてくれってことかも。
被災地のためになるという意見もあるようだが、それなら復興した東北で開催すればいい。これから投入される巨額資金を復興に使えばいいのにもとも考えるのは短絡的かなぁ・・・。
今回の決定で潤うのは土建屋とイベント屋と観光業、そして東京周辺のサービス業であろうか。そもそもオリンピックなどと言う国威発揚イベントは、途上国とか大都市圏以外で開催すべきではなかろうかな。
まぁ決まってしまったことだし、首相の国際公約なんだから原発対策は死にものぐるいでやるだろう。是非とも復興した東北を全世界にアピールして貰いたいものだ。
