シンガーソングライターのキャロル・キングの代表作で、名曲You've Got A Friendを聞きたくて購入。You've Got A Friendは「助けが必要な時はいつでも駆け付けるよ」と言った内容で、ナイーブでフォーキーな感じがしみじみ切ない曲だから、なんとなく全編そんなものを想像していた。
しかししかし、冒頭のI Feel The Earth Moveはやたらとファンキーでぶっ飛んでおり、ベースがぶいぶい鳴っている(笑)。70年代のドタバタ映画「ファール・プレイ」(ゴールディ・ホーンの演技が楽しい)で、変態チックな指揮者を演ずるダドリー・ムーアが作中でのべつこの曲を歌っていたので知っている曲だが、キャロル・キングの作品とは知らなかった。この曲を聴くとどうしてもダドリー・ムーアの怪演を思い出してしまうなぁ(笑)。
M3 It's Too Lateも知っている曲で、なんと名曲が揃っていることだ。
実はキャロル・キングについてはよくは知らず、FMでかかっていたYou've Got A Friend(邦題「君の友だち」)のセンチメンタルさがツボだったので興味を持った。歌詞が聴き取りやすく、しみじみやさしい友情の曲であるが、「困った時に自分の名を呼べば、ドアをノックしているのが聞こえるだろう」と言うのは、ちと友情ストーカー的な感じがしないでもない(笑)。
ウィキペディアでキャロル・キングの項を見ると、ソングライターとしても幾つもヒットを出している。「ロコモーション」「ワン・ファイン・デイ」なんかが彼女の作品とは知らなかったなぁ。
wikipedia:キャロル・キング
この数年、、60年代から70年代のポピュラーミュージックを中心に聴いており、特にフォークロックが気になっているが、本作もロックとフォークの中間のような感じがあり、好みのタイプだった。時折混ざるファンキー風味がスパイシーだが、基本的には耳にやさしい聴き心地のアルバムである。