クリーデンス・クリアウォーター・リバイバルの輸入ベスト盤。このバンドに関してはHave You Ever Seen The Rain?（邦題：雨を見たかい）しか知らず、何となくフォークロック的なものかと思っていたが、ウィキペディアによるとカリフォルニア出身ながらサザンロックの先駆け的存在だということで、なるほどなという感じの楽曲が揃っている。
全体の印象としてはシンプルなロックンロールだが、ブルースやカントリーなどのルーツミュージックの風合いも感じられて、うむ、この手の音楽が嫌いじゃないものとしては大いに当たりのベスト盤であった。
更にウィキペディアによると、中心メンバーのジョン・フォガティがボーカル、ソングライティング、楽器演奏まで何でもこなしてしまうのでバンド内で軋轢が生じたとか。ベトナム戦争の暗喩とも言われた「雨を見たかい」はこの軋轢のことを示していると言う話。
ただ、Who'll Stop The Rainはあからさまに政権批判であるらしい。輸入盤なので歌詞が分からないまま聞いていたが、この曲はかなり好きだ。
Have You Ever Seen The Rain?
ワイルドなボーカル、圧強めの演奏が妙に心地よい。スリー・ドッグ・ナイトも好きだが、こちらの健全性に比較してワル感が魅力的かな。
それにしてもなんでこの時代の音楽ってこんなにグッと来るんだろうな。その手の音楽が好きな職場の先輩（10才年上）と趣味が合い、よく音楽の話をしたが、「君はほんとは1954年くらいの生まれじゃないの？」とからかわれたものだ（笑）。
