本・花・鳥(ほん・か・どり)

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左あばらと招き猫

十日ほど前、椅子の脇に落ちたものを立ち上がらずに取ろうとして肘掛けに左あばらを押しつけてしまい、ちょっと「グリグリッ!」という感じがあった。その後、右で重い物を持つと痛い、車でバックしようとすると痛いなどが続いており、しかし激痛と言うほどではないので骨ではないだろうなと思っていたが、痛みが引かないので時折お世話になる地元の企業立病院の整形を受診。すでに受付時間を過ぎていたが、受診歴があると言うことで診て貰えたのはありがたかった。

担当はいつもの(陽気な)若い先生。この先生には上腕骨外側上顆炎(いわゆるテニス肘。テニスなんかやらないんだけど)と切り傷の縫合で二度お世話になっており、その度に的確な診断と治療をしてくれるので信頼感がある。

問診の際、せきや深呼吸で痛みがあるか問われて肯定すると、レントゲン撮影ということに。肋骨の場合、気管支や肺の組織と重なり、レントゲン画像では確証が得られないことも多いそうだが、胸と背中を両手で挟み圧力を加えて痛みがあったので、骨折と判定された。患部と違うところを押して痛みを感じるのを介達痛と言うらしい。肋骨はつながっているので介達痛があり、筋肉ではそれはないとか。その後また子細にレントゲンを見て「これか!」と叫んでいた医師がちょっとおかしかった(笑)。

「肋骨骨折は自然治癒を待つしかないと聞きますが」と問うてみたところ「その通りである」と、ただし痛みは抑えなければならないからと痛み止めと湿布が処方された。偏頭痛用に鎮痛薬を服用しすぎて効き目が悪いので、あまり効果を期待していなかったが、見事に痛みが減少した。やっぱりS先生は名医だ(笑)。「先生とは相性がいいんです」と申し上げたところ、そういうのは(たびたび受診するのは)相性が悪いんです」と言われてしまった(笑)。肋骨骨折に関しては大して注意することもなさそうなので(肉体労働も可なんだそうだ)、治るのを待つしかなさそうだな。



当て逃げ事故、母の入院(退院の目途が付いた)、肋骨骨折とこの春はろくでもないことばかりが続く。福が来るように招き猫貼っておこう(笑)。