本・花・鳥(ほん・か・どり)

本とか植物とか野鳥とか音楽とか

赤めだか/立川談春 

立川談志の弟子で立川流真打である著者が、高校を中退して談志に入門し、紆余曲折を経て真打になるまでを面白おかしく描いた自伝エッセイである。師匠への愛や、三歳年上の弟弟子で先に真打昇進を果たした志らくとの確執や友情、弟子の昇進問題を巡って師匠柳家小さんに破門された談志の師匠への思いなどが、切なく、コミカルに綴られている。
赤めだか