マンハッタン・トランスファーは40年の長きにわたって活動するジャズコーラスの大御所だが、そのデビュー盤が数ヶ月前に廉価盤でリリースされた。
ジャズ・コーラスと言えば、ゴージャスなビッグバンドをバックにスウィンギーに歌うというイメージがあるが、マンハッタン・トランスファーは様々なスタイルのアレンジで歌ってきており、デビュー盤の本作でも、ディキシーランド風、R&B風、ソフトロック風、ロカビリー風、カントリー風など、アメリカのポピュラー音楽を網羅している。卓越したハーモニーで聴くポップミュージックの気持ち良さったら!(笑)。
M1のチキン・ボンボンはフィフス・ディメンションの「ビートでジャンプ」を彷彿させるが、思えば同時代だろうなぁ。全体に漂う70年代感がツボだ。
Java jive
A NIGHTINGALE SANG IN BERKELEY SQUARE
(本作には収録されていないが、アカペラで歌う名曲)
ノリが良くてハーモニーが美しくて何とも楽しい一枚。
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