本・花・鳥(ほん・か・どり)

本とか植物とか野鳥とか音楽とか

モズ@引地川親水公園

文化の日に午前中だけ引地川親水公園へ行ってみた。

アオジジョウビタキ、ユリカモメなどの冬の鳥が見られるかなと期待していたが、昨年はずらっと並んでいたユリカモメは見当たらず、湿地もまだ雑草が生い茂り、とても小鳥が見える状態ではない。

致し方なく猫撮りをしていたら、五歳くらいの幼児が二人寄ってきて「猫の撮影面白い?」と聞いてきた。「面白いよ」と答えると、更に「猫可愛い?」と聞くので、「可愛くないか?」と尋ねると「可愛くない」というお答え。お子様には猫の魅力が分からないんだな。普段、子供と接触することがないので幼児と話すときには緊張する(笑)。

そんなことをしているうちにモズの高鳴きが聞こえてきたので、行ってみると、わりあい近くの枝に止まっていた。そのうちモズらしくない声で鳴き始めたのは何かの物まねだろうか(なんせ百の舌を持つ鳥だから物まね上手)。

大喜びで写真を撮っていたら、コンデジ持った小父さんが「何かいい被写体はありませんか」と話しかけてきた。モズがいますが」と教えたが、興味がないようで、別の犬連れの人と話し始めた。そもそも、面白い被写体はそこらに幾らでもあるのである。ひとに聞かなかきゃ見つけられないようでは写真の面白さは分からんだろと思うが、カメラを買ったばかりで何をして良いか分からなかったのかもしれない。

そのうち、五羽ほどのユリカモメが飛んで来た。昨年は行列するくらいにいたのだが、これからまた増えていくのだろうか。

モズも、声こそ家の中でも聞こえていたが、姿を見たのは今シーズン初で、短時間だがなかなかに有意義な鳥見だった。

確認種:スズメ、ハシボソガラスハクセキレイカワセミカルガモコサギ、モズ、ユリカモメ、ヒヨドリシジュウカラ


高鳴き