本・花・鳥(ほん・か・どり)

本とか植物とか野鳥とか音楽とか

野鳥撮影免許制(笑)

撮影の邪魔だからと枝を切ったり、餌を撒いたり、営巣中に近寄って子育て放棄させたり、自分専用の止まり木を作ったり、ハイカーを邪魔者扱いしたり(されたことがある)、カラス、アオサギなどの鳥は追い払ったり、藪の中から飛び立たせるために石を投げたり、農家の田畑に踏み込んで荒らしたりと、野鳥写真愛好家による蛮行はよく耳にする。ひところ話題になった撮り鉄と何ら変わらない。

で、こういう連中には何らかの取り締まりがあればいいのになぁ、あ、免許制にすればいいじゃないかとつい妄想してしまった(笑)。カメラを買う時点で免許が渡されて、様々な違反行為の度に減点され、悪質な場合は一挙に免許取り消しなんかもあるのである(それなのに撮影行為を続けていたら無免許撮影とカメラ不法所持で逮捕(笑))。

取り締まりは違法駐車と同じく民間委託。日本野鳥の会が適任だが、さまざまな自然保護団体の方が財政支援のためにいいかもしれない。

しこうして顧みれば自分もカメラ免許を持たなければならない(原付免許並みのカメラだけどね)。路上を運転するのと同様にカメラ免許も出来れば教習を受けた方が良いが、自分の場合は2年前から定例参加している探鳥会が教習所だった。自己流でやっていたときには、今考えればちょっと非常識な行動もあったりしたからなぁ・・・。

あらゆる趣味や習い事に通じることだが、初学者はベテランに斯界のルールを習うべきで、さもないと自己流の方法で非常識な振る舞いを続けることになりかねないと思う。

昨今、自転車がブームだが、スポーツ自転車に俄に乗り始めた連中が、左側走行を守らないとか、信号を守らないとかの話をよく聞く。さらに、先日、都内の複数車線道路を自動車で通っていたら、自動車用の右折車線を利用するロードレーサーがいて、あまりの無謀ぶりに恐れ入った。昨日今日乗り始めた自転車乗りには真似の出来ない芸当だろうが、高速走行したいがために自転車としてのルールを守らないベテランにも困ったものだ。

スペシャライズドジャパン主導、木世出版社(木偏に世という一文字で「えい」と読む)、NPO自転車活用推進研究会による自転車安全啓発VTR
http://www.youtube.com/watch?v=fDM6JBvn5Jg&feature=player_embedded


閑話休題
人間が生命活動をする以上、環境への負荷は避けられない。自然観察だって小さな環境破壊には違いないが、鳥好きということは自然好きなはずであり、自然への悪影響は出来るだけ控えねばと自戒する。野鳥写真好きとして、カメラ免許を取り上げられないよう努力しよう(笑)。