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発作性心房細動治療のカテーテル・アブレーション体験記3 カテーテル後と退院

寝返りが許されたら、今度は栄養士による栄養指導があった。心臓病棟なので塩分は6gだそうであるが、塩分制限のある老母に合わせた食事をしているので問題ないと思われた。ただし野菜が少ないとチェックを受け厳しく指導された(笑)。


そして入院後第一食が配られる。鶏肉と野菜を煮たようなものや味噌汁に野菜の和え物など、確かに味は薄いが、家で慣れているし、薄味をカバーするような工夫がされているのか、わりと美味しく食べられた。二日目の夕食にはハンバーグが出て、これはちょっと嬉しかったがやっぱり薄味。魚が食べられないので、魚のおかずだと薄味の副菜でご飯をかき込むというわびしさだ。米飯は家で食べているのよりももっちり感が足りなかったが、まぁ、そんなにいい米を使うわけでもなかろうなぁ。ノリの佃煮の小袋が何とはなしに美味だった。
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それにしても病院食の理不尽。自己負担が一食460円もするのに自分の好きなものが食べられない!病院食イラネというオプションがあってもいいのではあるまいか(笑)。


閑話休題、更に数時間後、排尿ホースが外され、歩行が許可されたが、モバイルの心電図モニターが付けられているので病棟階の他は移動してはいかんということで、テレビのカードを買いに行っただけ。テレビを見んと思えばBSが映らないし、地上波のお気軽番組は見る気にならないし、結局大して見るものもなく消灯時間。9時なんて普段は寝る時間ではないが、やはり疲労が多かったのか、すぐに寝入ってしまった。


二日目は様子見の日。カテーテル挿入の傷を塞ぐために腿から腹部までガチガチにテーピングされていて、これを剥がすのが痛いの何の・・・(毛も引っ張られるし)。そして前貼りも女性の看護師さんに外される。


検査や点滴などのイベントは何もなく、本を読んだりスマホを眺めたりしていたが、何もすることがないとどうしても眠くなる。日中、ほとんどうつらうつらして過ごしていたような気がするが、たまにはこういうのも悪くない。


その分、夜は多少目が冴えて、前日よりは寝付きが悪かった。そして眠りも浅く、何度も目が覚めるのだが、寝返りを打つと横のベッドからも寝返りの音が聞こえ、あれは当てつけかなぁなどとモヤモヤするのであった(笑)。


三日目の朝、担当医の回診があり、何事もないようなので退院を告げられる。ただ、三ヶ月間は却って心房細動発作が出やすかったりするそうで、三ヶ月以上経っても治まらなければ再発と言うことになるらしい。再発率は15%と言うことで、何とか85%の方に入ってほしいものだ。


それにしても、心房中隔に針で穴を開ける(使用した部材に心房中隔穿刺針というおっかない文言が・・・(笑))というようなことをしているのに二日後には何の制限もなく退院出来るのだから、医学の進歩ってすげぇなぁと思うこと頻り。


関係ないが、看護師さんにはハッとするような美人やアイドル並にに可愛い女子がいたりして、こういう大変な職場にも花のある人がいるのねと不思議な気分であった(笑)。