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カシオHIGH SPEED EXILIM ZR3200購入記

かつて所持していたオリンパスXZ-2は、1/1.7型センサーとF1.8の明るいレンズを組み合わせた写りのいいコンパクトデジタルカメラであったが、使用して3年ほどでディスプレイの色合いと明るさがおかしくなり、延長保証で修理に出してみたところ、修理不能なので同等機種と交換ということになった。

で、同等機種がSH-3という1/2.3型の高倍率ズームで、こんなのは同等じゃないし1/2.3型の高倍率ズームは他社製を持っているからTG-4にしてくれ(図々しい?(笑))とゴネてみたが通らず、交換に応じなければ自費修理相当の輸送代が発生すると言うことで、泣く泣く交換を了承した。

で、代替機種のSH-3は即座に売り払い、代金に少し足してミラーレス用の明るい単焦点レンズを購入した。安価な割に写りの良いレンズであり、大いに重宝してはいるが、いかんせん換算50mmでは画角が狭いし、ミラーレスではポケットに入れて持ち歩くわけにもいかぬ。

XZ-2と似たようなコンデジはないかいなと情報を探っているうち、カシオのZRシリーズに1/1.7型センサー機があることを発見、二年前に出たZR3100がそこそこ安くなってきているので、美肌機能とか、自撮りに特化したようなコンセプトにはやや腰が引けるものの、人物をきれいに撮れるなら風景だってきれいだろうと思ってこれにするかなぁと考えていた。

で、このシリーズで昨年出たばかりのZR3200も安くなれば購入候補だったが、まぁ当分値崩れすることはあるまいと思っていたら、なんといきなり値が下がり始め、2万2千数百円に1割のポイントが付いて、かなりお得に購入することが出来た。価格の1割と言う高ポイントの半分で延長保証に入れたし、何ともラッキーなお買い物であった。価格が乱高下して、一時は2万1千円台まで下がったが、現在は2万3千円台で推移している。自分の買った値段より極端に価格が下がるのは何だか心臓に悪い(笑)。
https://casio.jp/dc/products/ex_zr3200/

閑話休題、いかにいいお買い物とは言え、カメラとしての機能が悪ければ全然お買い得じゃない。入手したばかりの機械はなかなか癖が覚えられないが、何とか基本的な撮影は出来るようになったきた。

電子機器メーカーの作ったカメラだけになかなかに高機能であり、特殊効果などの画像処理が複雑すぎる部分もあるが、撮影は単純化されていて「誰でも簡単きれい」なカメラであるのだろう。箱根に出かけた時に試し撮りをしてきたが、なかなか満足な画質であった。これでレンズがもう少し明るければ文句なしだったが贅沢を言ったらキリがない。リサイズしてしまえばマイクロ・フォーサーズのミラーレスと遜色なく、ポケットに入れて気軽に持ち出せる分だけこちらの方が楽ちんである(レンズキャップも自動開閉だし)。もしかしたらミラーレスの出番が減るかもしれないと思う春カメラであった(笑)。

カメラはスマホでいいと考える消費者のせいでコンデジの出荷は激減している。ラインナップは減っているし、新型が出れば型落ちが安くなると言った、以前のような価格サイクルもなくなって来ているが、このところ、スマホよりきれいに撮れるということで、インスタ映えしたい女子にコンデジが売れているとか。美肌機能なんてものを売りにしているのもそういう女子ウケを狙ったものだなのだろう。

カシオは元々カメラメーカーじゃないが、そのせいゆえか、コンデジ受難の季節に面白いものを出してきたものだ。この路線が続くといいなぁ。高級コンデジの主流は1型に移っちゃったみたいだが、リーズナブルでそこそこ画質の高い1/1.7型には頑張ってほしいものである。





先日の芦ノ湖と箱根をZR3200で。

ベストショットモード(他社カメラではシーンモードとか言いそう)を夕陽にして撮ってみたら異様に赤かった(笑)。赤色フィルターかけすぎではあるまいか。



雲。



藤の花をHDRアート(3枚連続撮影し明暗差を補正して合成した後、絵画風に)。

藤の花を宙玉(そらたま)フィルターにて。

宙玉とは
http://soratama.org/


ライトトーン。


庭の小手毬。