本・花・鳥(ほん・か・どり)

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あっぱれアヒルバス/山本幸久

「ある日、アヒルバス」続編。suijun-hibisukusu.hatenablog.com
 

「ある日」の2008年から8年経つが、主人公の高松秀子は相変わらず一生懸命にドタバタしている。指導係として面倒を見た新人たちは「華のゼロハチ組」と呼ばれてそれぞれに活躍しており、後輩と我が身を引き比べて自信をなくしているが、どうしてどうして、彼女の奮闘を様々な人たちが評価しているのだ。 


外国人向けにに新たに雇われた困ったちゃんの通訳ガイド(傲慢で態度が悪い)とのバトルとか、オクタツアーの外国人とか、今時の話題も詰め込んでいて笑わせてくれる。「凸凹デイズ」の浦原凪海とか「幸福ロケット」の山田香な子とか「笑う招き猫」のアカコとヒトミとか、今までの作品のキャラクターが登場してくるのも楽しい。


山本幸久の作品にハズレはないが持論だが、本作も楽しく読了することが出来た。