本・花・鳥(ほん・か・どり)

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キンパッ、ロッテタワー、ククス、ソウルの交通事情    ソウル駆け足訪問記10

南山公園を後にし、シティツアーバスで東大門の駅に出て一端宿へ。食欲不振とて昼は食べておらず、せめて韓国らしいものをとコンビニでキンパッ(キムは海苔、パッは飯)を買い求めた。韓国海苔で米飯(酢飯にあらず)をまいた海苔巻きで、元来の具はタクアンなどだったようだが、昨今は多様化している模様。買ったのはスパムとタクアン入り。

キンパッと並んでお握りも色々売られていたが、ハングルは読めても内容は分からぬ。ナクチというのがあってこれはタコだと知っていたから避けられるが、魚介系に当たるのは御免被りたいのでスパムの写真が出ているキンパッにした次第。と言うより、スペムと書いてありますな。



4時半に91歳翁が迎えに来てくれて、今度は江南(漢江の南地区)のロッテタワーへ(124階を建設中だが、商業施設はオープンしている)。ロッテタワーは石村湖のほとりにあり、91歳翁がお住まいの江南地域はソウル中心部から15kmほど離れているらしいから二往復で60km行き来してもらったことになる。


見上げても目がくらみそうな高さ。色々トラブルもあってなかなか本オープンにはこぎ着けないようだ。




やっぱり食欲がないので、食べられそうな店を探してさまよい、ククスの店へ。すまし汁に麺の入った料理で、牛肉だしと日本語で書いてあったので安心していたが、魚貝だしも入っていて苦手なのを覚られぬように食べきった(笑)。付け合わせの三枚肉の茹でたのが全然脂くさくなくてさっぱりと美味。キムチやカクテキも美味。

実物は撮り損ねたので看板を。




ソウル中心部まで送って貰うのは心苦しいので、近くの駅で降ろしてくださいと言ったのだが、名残だからとまた宿まで送ってくれた。91歳の運転は全然あぶなげなく、カーナビもスマホもすいすい操っている。一体どんな91歳なんだ。宿での別れ際「また会いましょうよ」と言われて切なかったが、きっとまた会いに来ようと思った。


漢江にかかる橋を91歳翁の車中より。



ソウルの交通は相当に荒っぽい。飛ばすし、ノロノロしているとすぐにクラクション鳴らされる。カミカゼタクシーと言われた高度成長期の日本もあんな感じだったのだろうか。そんな中を平然と運転する91歳(笑)。

バスの運転手は本部との通信でずっと無駄話しているし(時折、美味いものがどうのこうの言っている)、くたびれているのか信号待ちでハンドルに突っ伏しているし、うーん、日本だったらネットで叩かれるレベルだぞと思うのである。

そしてシティツアーバスが南山を下る時、カーブでしかも表面がうねっている道を飛ばしていくので、体が浮くというバスにあるまじきスリルを味わえた(笑)。





2016年9月12日の独り言

ヒラリー・クリントンは肺炎球菌ワクチンを打ってなかったんだろうか。


ソウルからの帰宅時、地下鉄の券売機にSuicaを押し当て、おかしいなぁ、Suicaじゃ切符買えないのかなぁと悩んだ末に現金投入で購入したが、やっぱり頭が疲れていたのかもしれぬ。バスに乗る段になって使い方を思い出した(笑)。


金を払って矛を収めて貰ったのは悪質な犯罪だったからでしょ。杉山愛の言うことに大いに同感。【引用】弁護士が示談後に発表した文章に杉山愛氏が「気持ち悪い」 http://news.livedoor.com/article/detail/12008733/
しかし、なんで急に「さん付け」になったんだろう。もはや芸能人ではないから?


長靴履いてなかった政務官をガソリンプーラーが批判するという不可思議。非常識さ加減では人のこと言えんぞ。


文七捕物帖の最終回、南町奉行鳥居耀蔵が襲われていた。演じていたのは榎木孝明だが、妖怪と呼ばれる鳥居耀蔵を演じた役者では岸田森が一番似合っていた印象。


夜店の中を通り抜けてきたが、焼き物菓子系の甘ったるい匂いやらソースの匂いやらが入り交じるのを嗅いでも平気だったので、だいぶ自律神経が回復してきたようだ。