ごくインドアな父親だったため、キャンプとバーベキューを体験しないまま六十路になってしまった。しかるに、野鳥観察会スタッフ仲間で久々にバーベキューが実施されることになり（しばらくコロナ禍で中断）、これに初めて参加することができた。
スタッフに短期間在籍していた５年ほど前にも参加のチャンスがあったのだがその時は体調不良で断念した経緯。その後、母の入院手術や逝去、コロナ禍などもあり、スタッフに復帰したのは昨年５月のことで、バーベキューやらないかなぁと期待していたのである。
会場の野島公園は以前に一度行ってみたことがあるが、車で行ったのは初めて。駐車場が狭い道の奥まった方にあるので、カーナビに案内されながらこっちでいいのかと疑心暗鬼になり、カーナビに逆らって適当に走ったりしてたどり着けず、結局カーナビ通りで良かったのである。
帰帆橋あたりからの絶景。
駐車場に車を入れて歩き出したら展望台の表示があった。景色良さげだし、大した高さではあるまいとちょっと足を伸ばすつもりでのぼり始めたら海抜58mの結構な急勾配で、参加前からくたびれたのであった・・・。眺めは良かった。
バーベキューサイトまでの途中に掩体壕があった。戦争末期に、横須賀の海軍航空隊の戦闘機を守るべく掘られたもので、すぐに終戦となったため使用されなかった由。
バーベキューサイトに辿り着いて先着の人らと合流。何せバーべキューは初めてなので、バーベキューのベテランM氏の横に付き、写真を撮りながら火起こし作業などを興味津々に見せてもらったのであった。
焚き付け、着火剤を重ねて三角形の金属筒で炭を囲うと簡単に火が起こせる由。
最初にそこに立ってしまったため、主に焼き方の手伝いをすることになった。ホタテ、イカ、焼き鳥、ソーセージ、ピーマン、シシトウ、カボチャ（丸ごと炭火で焼く）、ステーキ（A5ランクの和牛！）、プルコギ、パエリアなど、料理の数々はY氏が用意してくれたもので、どれも美味であった（魚介類苦手なのでホタテ、イカは食べず）。
中学生女子がふたり参加していて、盛んに焼きマシュマロをやっていた。興味があって自分もやってみたが、とらえどころのないマシュマロという菓子が香ばしくなり、なにか熱いアイスクリームみたいであった。写真は焼きマシュマロを体験する大人たち。
バクテーというのはマレーシアあたりの料理で、スペアリブをスープ煮にしたものだが、これも用意され、シメにはこれでラーメンにするという、非常に美味なるものであった。すでに満腹なのに替え玉してしまった（笑）。数々の料理を用意してくれたYシェフに感謝。
初秋の海風に吹かれながら気の合う人たちとワイワイ楽しく、美味しく、大変に良い思いをした。そしてバーベキューは結構体力も使うことが分かった。アウトドア用具も多数持ち込まれており、この手間を考えてもキャンプやバーキュー道具を揃えるのは大変だろうなと思ったことである。貴重な体験をさせてもらったことに感謝。
2023年10月2日の独り言
昨日を境にやっと夏が終わった感。長かったなぁ。その分、気持ちのよい季節は短そう。
昨日の山登りならぬ丘登りで筋肉痛。自転車やめてバイク通勤にしたので楽ちん。
NHKが普通に「X」と言い始めたな。
