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帯状疱疹を経験する

6月1日の夜くらいから関節痛が出始め、もしや発熱かと思って体温を測ったら微熱が出ていた。これがなかなか下がらないし、介護業界の非主流派としては感染症が気になるので、6月3日に発熱外来を受診。コロナとインフルは陰性で、まぁ何らかのウィルス感染であろうからしばらく様子を見るようにと葛根湯とカロナールが処方された。


カロナールを服用するとしばらく熱は治まるが、そのうちまた頭痛や関節痛が激しくなり、時には38度を超えることもあった。


そんなこんなしているうち、6月6日朝、背中に痛みを伴う発疹があることに気付く。帯状疱疹だと嫌だなぁと思いながら皮膚科を受診したら大正解!(嬉しくない!)なのであった。


帯状疱疹は、以前に感染した水ぼうそうウィルスが治癒後にも体内に潜んでいて、加齢やストレスで免疫力が落ちた時に出てくる(水ぼうそうをやったのは高2の時で、成長してからの感染はかなり辛かった記憶)。言わば宿主が弱ったときを突いて突撃してくる卑怯者なのだ。やな奴(笑)。因みに80歳までの水ぼうそう経験者のうち三分の一が帯状疱疹を発症するそうで、マイノリティの方に入ってしまった。


発熱で体が弱り、それで帯状疱疹が出てきたんじゃないかというのが皮膚科医の見解だが、熱がなかなか下がらず、風邪的な感染症とは思えないので、もしや帯状疱疹のせいかと思ったりする。検索してみたら発熱を伴うこともある由。


感染症ではあるが、感染力はそれほど強いものではなく、注意点としては水ぼうそう未罹患の幼児に密着してはいかんというくらいのものだった。仕事に出るのも構わないということだったが、一応職場にお伺いを立てたら出てくるなということで、総計14日ほど休むことになった。介護業界なので感染にはことのほか神経質になるんだろう。


帯状疱疹には早期治療開始が重要らしい。自分の場合、発疹に気付いてすぐ受診したので、即日に抗ウィルス薬(とロキソニン)を服用し始めることが出来た(この薬がべらぼうに高い)。最初は悲鳴を上げるほどの痛みがあったが、薬が効いたのか熱も痛みも治まってきた。早くかさぶた化してほしいものだ。


帯状疱疹については幾らかの知識はあったが、やっぱり結構苦しい。もうかかりたくないものだと思うが、たまに二度経験することもあるらしい(母がそうだった)。体質的には母に似ていることが多く(心房細動とか大腸ポリープとか高血圧とか)、ここばかりは似ないで欲しいと思うのであった。やれやれ。