本・花・鳥(ほん・か・どり)

本とか植物とか野鳥とか音楽とか

取次を傘下に収めるネット商店街

楽天、業界三位の大阪屋を傘下に
http://www.nikkei.com/article/DGXNASGF0305A_T00C13A6MM8000/

業界三位の取次は栗田出版販売だと思っていたが、名前も知らぬ大阪屋が三位だった。栗田は大阪屋と業務提携しているらしいので、ま、似たようなものかもしれないが・・・。家電量販業界の二位(当時)がエディオンであることを知ったときの感慨に近い。

楽天の商品を既存書店で受け取りってのは面白いかもしれないと思う。町の本屋さんにもなにがしかの手数料が入るだろうし。

町の本屋が危機に瀕しているとは以前から言われていることだが、何せ在庫が少ないからネットで探した方が早い。だからネットで本を探して受け取りは実店舗でってシステムが、中小書店の経営を考えたら理想的だと思う。

ホンヤクラブ(元の本屋タウン)とe-Honは、共に大手取次が手がけるネット注文→書店受け取りのシステムらしいが、近隣の書店が参加していないので使えない。すると通販のアマゾンかコンビニ受け取りの7てことになってしまうんだよなぁ。

大手印刷会社や大手書店が共同運営するサイト(よくCMをやっている)もそういうシステムを導入すりゃいいのに、といつも思う。と言うより、文○堂単体でそれくらいのこと出来ないのかな。ショッピングモール内の大書店と文○堂ばかりという昨今の金太郎飴的状況はあまり面白いものではないけれども。

それと、町の中小書店でも売れるベストセラーが配本されればそれなりに利益になるのに、取次が大書店優遇でベストセラーを回してくれない、という話を読んだのは20年ほど前だが、取次が実権を握る書籍流通システムは、アマゾンという黒船で多少の変化は見せているだろうか。