本・花・鳥(ほん・か・どり)

本とか植物とか野鳥とか音楽とか

Ray Charls at Newport

レイ・チャールズがニューポートジャズフェスティバルに出演した際のライブ盤。ファンキーなホーンバンドをバックにどす黒く歌っている。

代表曲の「わが心のジョージア」「愛さずにいられない」などしか知らないので、レイ・チャールズというとハートフルでヒューマンな歌い手というイメージしかなく、ファンキーなスタックスレーベルなどに興味を抱く者としてはやや敬して遠ざけるタイプのソウルミュージシャンだった。しかるに本作はジャズフェスでの熱狂のライブということで、ファンクバンバンド好きとしては興味を抱かざるを得ない。

実際、M1のRight timeからパワフルなボーカルと泥臭いブラスに圧倒され、コール&レスポンスの掛け合いがいかにもアフリカ由来の音楽であることを思い出させてくれる。コーラスのレイレッツも凄すぎる。

どのトラックもご機嫌でノリノリで濃くてパワフル。ハートウォーミングな音楽なんて他所でやってくれ!って感じ(笑)の快作だった。

The right time