本・花・鳥(ほん・か・どり)

本とか植物とか野鳥とか音楽とか

日本人は駅伝がお好き?

箱根駅伝東洋大の総合新記録で優勝。区間賞(新記録)連発の攻めて攻めての作戦は見応えがあったなぁ。9区でやや失速した選手がいたけれど、新記録の足を引っ張らない程度に頑張れたと思えば、彼にも功績があったと言うものだ。ジャンプや体操の団体もそうだが、どのチームも一人くらいは不調の選手がいるもので、その不調度をいかに低く抑えられるかが団体競技の妙味というものなのだろう。

神奈川大学は繰り上げスタート寸前に前の選手が転倒、あわやでたすきをつなぐという劇的な展開。往路の東農大5区選手がヘロヘロになっても走り続けているのをいかにも感動的に放送する実況に対し、自己管理、(監督の)選手管理のなっていなかったことに対しなぜ称賛を送るのか、と言った意見もあるが、ああいう場面に感動しちゃうのが日本人。善し悪しじゃないんだ、きっと。

力を合わせて一本のたすきをつなぐ団体競技、選手配置の妙、抜きつ抜かれつの競り合い、たすきがつながるのかつながらないのかというスリル、大ブレーキになっても走り続ける根性、選手個々の超人的な活躍など、見所のたくさんある駅伝はいかにも日本人好みの競技という感じがするし、二日、三日に開催されるというのも正月気分に華を添えている。今年も面白かったなぁ。