本・花・鳥(ほん・か・どり)

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義理の伯父の訃報

多分94才。頭も体も元気な文学好きで、二年くらい前までは市民講座などにも出かけていた。転倒した際に内蔵を傷めたらしいが、それまではさほど寝付くこともなく、これから介護保険を使おうかというところだった。意識を失って眠るように逝ってしまったそうで、自分が死ぬこともさほど考えていなかったのではないだろうか。

今年は近縁の訃報が相次ぐ。震災で義理の叔母が残念なことになり、つい先日は、両親の仲人夫人が94才で亡くなった(思えば、この夫婦がなければ自分はこの世に存在していないのである)。

伯父も叔母も血縁ではないが、自分の生まれたときから縁のあった人たちである。徐々に減っていくのは寂しいことだ。

長身の洒落者で、飄々とした面白い伯父だった。合掌。