本・花・鳥(ほん・か・どり)

本とか植物とか野鳥とか音楽とか

カナダガン@野毛山動物園

カナダガンは日本で野生化している外来種で、在来ガンカモ類との交雑が心配されているという話は知っていた。園内で半放し飼いの本種もカナダガンと表示されていて、捕獲されたものを飼育しているらしかった。

検索してみたところ、亜種シジュウカラガンとか亜種オオカナダガンとか、何かと分かりにくく、そうだ、野鳥の会神奈川HPhttp://www.mmjp.or.jp/wbsj-k/new/10new/2010.5.4.htmlカナダガン捕獲についての情報があったはずと思って閲覧したところ、まさにこのカナダガンのことだった(笑)。

環境省資料より
シジュウカラガン大型亜種 (Branta canadensis moffiti)に関する情報
*原産地と分布
亜種シジュウカラガン(Branta canadensis leucopareia)、亜種シジュウカラガン(B.c.minima)は在来種。北米の大型亜種(B. c. moffiti) とされる亜種が定着している。

●神奈川県のカナダガン
野生種シジュウカガラガン小型亜種は、日本に冬季に飛来します。しかしジシュウカラガン大型亜種(以下カナダガン)は
富士山周辺や神奈川県丹沢湖や千葉県等で外来種として生息してます。

●カンダガンの捕獲大作戦
2009 年10 月から捕獲まで4 ヶ月間ほど観察と馴致を行い、地域への周知は、カナダガンの解説や捕獲の理由を描いたチラシを作成し、山北町やビジターセンターの協力を得て広報しました。捕獲作業は2 月に2 回実施し、動物園やバンダーさんの協力のもとハンドリング技術を持った方により、鳥を安全に捕獲することができました。2010 年2 月22 日現在、2 羽にカラーリングを装着し放鳥、残り2 羽は未装着となっています。これらのほかに捕獲した7 羽は、横浜市立野毛山動物園と他1 園のご協力により終生飼育が予定されています。

カナダガンくんも色々あって動物園に収容されてしまったが、みな人間の都合なんだよねぇ。自分の運命を知ってか知らずか、飄々と歩いていたが・・・。。