2008-01-01から1ヶ月間の記事一覧
どうしようもない不細工男がある朝目覚めたら二枚目に変身していて・・・、という物語。。 親からさえ愛想を尽かされるような不細工男・星沢皇児は、「風と木の詩/竹宮惠子」で美に目覚め、アナクロで耽美的な、ほとんど相手にされない少女漫画を路上で売り…
荒山徹は、柳生家を狂言回しにして、戦国末期から江戸幕府初期の日本と朝鮮の対立関係をけれん味たっぷりにおどろおどろしく描く伝奇時代小説の名手だが、今回は柳生の女剣士が主人公になっている。 この小説の時代背景として回答兼刷還使がある。後には朝鮮…
古道具屋でアルバイトをするヒトミが、店主の中野さんや、その姉のマサヨさんや、アルバイトのタケオや、ややけったいな客やらとの日常を淡々(あわあわ)と語る連作集。名作「センセイの鞄」と同じように、まったりとして気持ちが良い。 中野さんもマサヨさ…