本・花・鳥(ほん・か・どり)

本とか植物とか野鳥とか音楽とか

昨日の独り言

以前は仙台から45号線を使って石巻まで1時間半かかった。仙台南部道路・東部道路・三陸道が通って30分くらい早まったが、それぞれに料金が徴収されるので往復だと馬鹿にならない。


三陸道無料区間で鳴瀬奥松島まで行き、下道を12kmほど移動して東北道大和インターのルートを通ってみたが、このあたりの幹線道路は有料道路と変わらない快適さだった。


松島大郷インターって、ず〜っと「まつしまだいごう」と読むんだと思っていた(笑)。おおさとなのね。


乗っていったのは宮城県大衡村で生産されているカローラアクシオ。おそらくアクシオの生まれ故郷をかすめたんじゃないだろうか。


太白山の三角形が見えてくるとちょっとだけ懐かしい。


松島で遊覧船に乗った。最初のうちこそ楽しかったが、陸が見えなくなると、ここで津波が来たらどうしようとか結構不安になる。船乗りには不適格。因みに、遊覧船を運営する会社は津波で数十隻の船が流された由。


遊覧船名物にウミネコの餌付けもある。近くを飛ぶウミネコは魅力だが、えびせんのようなものを与えるのはどうなんだろう。自分では餌やりをする気にはならなかったが、争うように飛んでくるのだから、やっぱりウミネコには魅力なのかも。そこそこのスピードで走行する船に50分間付いてくるのだから大したものだ。


東北道を走っているときの温度表示(車の表示温度ではなく、道路公団が路上で表示している方)が35度ってあり得ない。夏の東北道で帰宅するとき、埼玉のPAで車外に出るとジメジメ感ががつんと来るが、今回に限っては福島で降りたときと変わらない。


国見で暁星という桃を買った。すこぶる美味な「あかつき」の親類になるらしい。二年前にはあかつきの傷桃を安く買えたのだが、あれはやはり農家次第と言うことらしい。


千鳥で走行するグループツーリングは一個の巨大な生物のようで、存在が暑苦しい。


行きは栃木のPAには寄らなかったし、帰路の黒磯でも見かけなかったので、今回はご縁がなさそうだと思っていた関東・栃木レモン(いわゆるレモン牛乳)を羽生で入手。微妙に美味い(笑)。


それにしても大量の水分を摂るのでトイレも近い。川口PAに寄るつもりだったのに、遠い方のゲートを通ってしまったので寄りそこね、保土ヶ谷まで必死のドライブだった(笑)。


旅人には、風光明媚な土地柄や豊かな自然や名物の美味などがとても貴重なものに思えるが、生活を送る人にとっては普通の日常があるに違いない。被災地となれば尚更だ。


仏事で行ったので見物を兼ねてしまうのはチト心苦しいが、今まで見てこなかった地域を見て回り、改めて宮城の風土の良さを実感。石巻は海と川と山が美しい。