2011-07-02 ハナショウブ@三渓園 植物 ハナショウブの系統には江戸系・肥後系・伊勢系などのある。江戸系は群植で風景を作り、肥後では武士のたしなみとして、床の間に飾った鉢植えと正対する、伊勢系はやたらと花弁が大きい、というのが大まかな知識だが、もっと奥の深い楽しみ方があるのだろう。ハナショウブで風景を作る三渓園はさしずめ江戸系か。 ハナショウブの育種は江戸時代に盛んになったが、旗本松平左金吾(菖翁)の作出したハナショウブは現在まで伝わっているようだし、花菖培養録という著作まであったそうだ。江戸の園芸恐るべし(笑)。