気象庁気象研究所研究官である著者が、雲や雨や虹や夕焼けや竜巻や、その他気象に関するあれやこれやを面白おかしく解説している。
図鑑と銘打っているが、見開き2ページで一項目になっており、天気に関するコラム集という感じ。
雲(特に入道雲)や夕焼けが好きでのべつ写真を撮っている自分にとっては、そうか、この現象にはこういう仕組みがあるのかと知らされることもあるし、多数収録された写真も楽しい。
総ルビが振ってあり、子供にも読める体裁になっているが、大人が読むような内容だ。天気予報が好きな人、天気の秘密が知りたい人、空を見上げるのが好きな人には打って付けのお天気本である。
本書は20万部を突破しているとかで、朝日新聞書評欄の売れてる本コーナーで採り上げられていた。
なお、ツイッターで上記のような内容を投稿したところ著者ご本人から大量の雲画像をプレゼントされた。著作権フリーとのことなので、以下に数枚を掲載。