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旧ソウル駅・南大門・貨幣金融博物館   ソウル駆け足訪問記13

南山コル韓屋村(ナムサンコルハノクマウル)を見た後、地下鉄で忠武路駅からソウル駅まで。


余談:ナムサンコルハノクマウルは、ハノクの後にM音の子音ミウムが続くので、ハノンマウルと鼻音化するかもしれない、とふと思った。
ソウル駅の発音は文字通りではソウルヨッだが、母音(ハングルでヤユヨは母音)の前にN音が挿入されることがあり、ソウルのル(Lの感じで発音するリウルパッチム)と流音化してソウルリョッと発音されることがよくある。


旧ソウル駅は植民地時代からある駅で、新駅が出来るまで韓国国鉄ソウル駅であったが、辰野金吾デザインの東京駅と同じような、重厚なレンガ造りの建物である。現在は展示施設として使われており、文化駅ソウル84(ムナヨクソウルイルパーサー)という名称。確かにクラシカルだ。祖父は鉄道員だったし、おそらくこの建物に出入りすることもあったろうと思う。


地下鉄ソウル駅から結構な距離を歩いてきており、旧ソウル駅から南大門が見えたので、戻らずに南大門まで歩くことにした(地下鉄で行くなら会賢が南大門の最寄り駅)。

ソウル駅からすぐのところに寂れたような下町食堂街が風情よくたたずんでおり、何だか昭和の景色を感ずる。ソウル駅は日本で言えば東京駅に当たろうが、この場末感はどちらかというと上野駅周辺に似ているかもしれない、と思った。大都会ソウルにはこんな路地があちこちにあるようだ。

あ、ハングルで部隊チゲと書いてある!スパムやソーセージやインスタントラーメンを入れて食べるB級グルメなチゲはここに来れば食べられたのか。覚えておこう(笑)。



南大門近くには貨幣金融博物館(旧朝鮮銀行。植民地時代の中央銀行で、伯父の勤め先であったらしい)があり、この建物もを見ておきたかった。


貨幣博物館やソウル市庁は植民地時代の建物をそのまま使っているそうだが、中央博物館として使われていた旧総督府が破却されたのはやはり植民地のシンボルとして恨みが深かったのかもしれぬ。

侵略していたにせよ父祖に連なる土地なので、この街を祖父や父兄弟たちが歩いていたんだろうなぁと思うと感慨がある。




2016年9月15日の独り言

武家の時代なら奉公構(ほうこうかまえ)と言ったところか。【引用】解雇 「仕事をさせられる人ではない」ことを暗示かhttp://news.livedoor.com/article/detail/12021542/


韓国語のテキストを見ていたら、店の人間が年配の女性客に対して「オモニム(お母さん)」と呼びかける例文があった。バラエティ番組の一般人への取材で「お父さん」「お母さん」と呼びかけているが、疑似家族関係で親しみを表すのは共通らしい。

西遊記には、相手を馬鹿にするのに「お前のお祖父さんだよ」などと上位の家族呼称を用いることもあり、もしや東アジア共通のやり方なのかも、なんて思ったりする。まぁ言わば儒教的価値観か。

韓国では年上の友人を「オンニ(女性から姉への呼称)」とか「オッパ(女性から兄への呼称)」とか呼んだりもするらしい。


某教祖が有名人の背後霊から聞いたとする話と、何ら権限のない土地に勝手にスポットを設定する何やらGOは、他人のふんどしで相撲を取っている感が共通する。

家に勝手にスポットが設定されたら権利の侵害だと考えるなぁ、自分だったら。


オトタケ元夫人も元夫の不倫騒動の時に謝っていたが、ミタ・ヒロコのおわび行脚ってなにか変。

何を聞かれても「不徳の致すところ」は、肯定する否定するでもなくなかなか上手い言い訳だ。


お、新撰組の腕利きはいい男だな。ちょっと嶋田久作に似てる。【引用】斎藤一の写真初公開:時事ドットコム http://www.jiji.com/jc/p?id=20160915181045-0022336404