このところフォークロックに傾倒しているので、Crosby,Stills&Nash(或いはCrosby,Stills,Nash&Young)の更にルーツと言うことでBuffalo Springfieldの二作目である本作を購入。メンバーのスティーブン・スティルスとニール・ヤングの確執についてはウィキペディアでよく目にするが、分裂したり再び活動したりを繰り返しているようだから、なんだか面白い関係である。
フォークロックというと、アコースティックギターを使い、ハーモニーも美しいミディアムテンポのロックミュージックを考えるが(The ByrdsやAmericaがそんなイメージ)、本作ではそういうのを含みつつ、サイケデリックな楽曲もジャジーなものもR&Bもあり、なるほど、メンバーに確執が生じるほど幅の広いバンドなのだなと思わせた(笑)。
いかにもフォークロックなExpecting to fly
ファンキーでサイケなBluebird
アコースティックギターのソロかっけぇ〜!
これもファンキーで好き Rock and Roll Woman
それにしても60年代〜70年代の欧米のポップミュージックはなぜ自分にはこんなに心地よいのだろう。音楽がデジタル化される以前の人間くささがあるから、なんてのは陳腐な発想だろうが、ビートルズ以降の革新性と、今では懐かしいシンプルで美しいメロディという相反するものが同居しているからなのかなぁと柄にもなく考えてしまう。