入道雲や鰯雲を眺めたり写真を撮ったりは好きだが、雲についての詳細なところは知らない。各種の雲についての科学的な解説が知りたくて読んでみた。著者は二人とも雲マニアの気象予報士である。
雲には、高さの分類で巻雲（上層）、高雲（中層）、（低層）があり、固まりの雲を積雲、平べったい雲を層雲と分類する。この基本的な分類に幾つものバリエーションが展開されるようだ。たとえば巻積雲や高層雲、また低層の雲には何もつかないので積雲となる。
それぞれの詳細な分類に従って幾つもの雲が美しい写真と共に紹介されている。もちろん一度読んだだけで覚えきれるものではないが、とりあえずの基本を押さえることは出来る。
以前に江ノ島で見た、格子状のモコモコ雲が層積雲だと今なら分かる（笑）。
