本・花・鳥(ほん・か・どり)

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無意識胃カメラ

先週、吐き気と胃部不快感で受診したら胃カメラ決定。えづいてしまうので胃カメラは大嫌いだが、今回は鎮静剤を使ってもらえるということで致し方なく。まぁ、四十過ぎたら一年に一回はやっておいた方がいいらしいし、保険適応の人間ドックと思えばありがたい?(笑)

鎮静剤下の胃カメラは初めてだが、注射後、なんだかフワフワとしてきたと思ったら意識がなくなり、気づいた時には終わっていた。こんなに楽なら、なんで以前の医療機関でもやってくれなかったんだろう。「自分の胃カメラで苦しむ患者はいない」とか豪語してないでさぁ・・・。

結果の方は今いち思わしくない。一部怪しい部分があるので組織の生検ということになった。胃カメラも進歩しすぎるとごくわずかな病変まで拾って患者を不安に陥れる(笑)。まぁたとえ悪性であったとしてもごく初期のものらしいから十分に対応可能だろう。

そしてピロリくんもいるらしく、ピロリくん由来の症状があちこちに・・・。呼気検査をして確定となると除菌治療開始である。

ま、命に関わらない限り、そして苦痛を伴わない限り、病気を持ってみるのは興味深い。言わば新しい体験であるから。自分のような軽薄者であっても幾らかは重みが加わるというものではあるまいか。


受診したクリニックは、トラオ理事長が療養する大病院の分院。大きな観音像が見下ろす街にある。慈悲深いお顔の大船観音は在邦アジア人にも人気があるらしい。