本・花・鳥(ほん・か・どり)

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川沿いのSR400から始まるオートバイ徒然

小出川沿いを歩いていたら路傍にYAMAHAのSR400が止められており、ミラーにかけられたヘルメット共々何かと風情があるので、オーナーが見当たらぬまま一枚撮らせて貰った。

単気筒のオートバイにはドコドコという独特の排気音があって味わい深い。友人が若い頃CBXに乗っていて、近づいてくると「あ、奴だな」と分かったものだ。SRの排気音は聞いたことがないが、ヴィンテージな外見と相まってやっぱり風情がありそうな気がする(セミアップハンドルが素敵)。

何故かは分からぬが子供の頃からオートバイには心惹かれるものがあった。中学生の頃にはバイク雑誌を購入していたこともある。免許を取れる年齢になったらバイクに乗るぞと思っていたが、何かとあって結局原付止まり。それでも二十歳過ぎくらいまでは時折バイク雑誌を覗いて喜んでいたものである。

自分が高校生の頃は原付もかなり様々な車種がありにぎやかだった。CB、RDと言ったスポーツ車、ダックス、バンバンなどのレジャーバイク、DTやMRなどのオフロード車、よく正体が分からないマメタンやミニタンなんてのもあったなぁ。

そして80年代に入ってロードパルが出てきて、一気にソフトバイク→スクーターへとシフトしてしまった感。個性的な原付よ出てこい!、と言っても無理か(笑)。

大学に入って中型免許を取った友人は最初にホンダのホークを中古で買った。都内某所には中古車店が並んでいてよく飛んでもない品を掴まされるという噂があり、友人にも止めておけよと言っておいたのだが、結局某所で掴まされてしまったようだ(笑)。

ホンダのホーク(250)とホーク2(400)は高校生の頃によく売れていたオートバイで、やかんと揶揄されたもっこりタンクと言いアップハンドルと言い、その後に来たレーサーレプリカブームモデルとは段違いにダサかったような気がするが、それでもなぜかベストセラー。高校の悪い友人がよく乗っていた(笑)。

友人のホークを少しだけ動かしたことがあるが、おっかなびっくり掴まっているだけでとてつもなく重量物に感じられ、こんなもので60kmも出して走るのはおっかねぇ!と思ったものである。この男のタンデムで派手に転倒したこともあったし・・・。

現在、衝撃を受けると脊髄損傷しかねない頚椎疾患を持ってしまったので転倒する恐れのあるものは敬遠しているが、やっぱりちょっとは気になる。お手軽なところでは原付だが、30km制限でしか走れないのはかえって危険なような気もする。小型免許くらい欲しいなぁとは思うが、今更教習所を行くのも面倒だし、何より原付二種(125)にはほとんどスポーツ車がない。どうせならリターン式ミッション車が運転したいんだもの(笑)。若人がオートバイに興味を示さなくなった現在、余裕のある中高年が興味を示す中大型車に注力しているのかなぁ・・・。

こちらのブロガーさんhttp://tottokocubtaro.seesaa.net/はスーカーカブ110を愛用されていて、これもいいなぁと思うし、原付ならリトルカブという手もある。昔から4サイクルのトコトコしている奴が好きなのだ。

と言うわけで、叶わぬ夢のまま、オートバイに関する由なしごとを書き連ねてみた。