本郷に勤める従弟に会う用事があり、本郷三丁目交差点で待ち合わせた。以前から菊坂の樋口一葉旧居を見てみたいと思ってるんだと話したら、従弟が案内してくれることに。地元の強みで、あちこちの路地を通り抜けて面白い散策が出来た。
何はなくとも東大赤門。言わずと知れた加賀前田家の屋敷跡だが、加賀前田公というとどうしても落語の「狸賽(たぬさい)」を思い出す・・・。
現在地から円弧をなしているのが菊坂である。
「本郷もかねやすまでは江戸のうち」と川柳に詠まれた小間物店は現在も残っている。因みに、柴又とか、現在は下町と呼ばれているような地域は実は江戸郊外である。
鳳明館という風情ある旅館の別館。この近辺ではよくテレビや映画などの撮影があるそうで、この日も何かの撮影をしているようだった。
一番見たかった樋口一葉旧居。何とも風情の残る路地だ。この近辺は遊郭が並んでいたらしい。
井戸も現役。
路地いろいろ
このあたりには金魚屋が多かったそうで、最後の一軒がカフェを兼業している。金魚の需要は、お姫様の愛玩用と殿様のお毒味用だったとは、菊坂にある出版社のメルマガに出ていた話。
レトロな雰囲気の菊水湯。