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足底腱膜炎

先月の探鳥会で野山を3時間ほど歩いた後、歩行時に足の裏に痛みが出るようになった。土踏まずとかかとの境目辺りが歩くと痛くて、特に家の中を裸足で歩いていて凹凸など踏んでしまったら「イテテ!」となる。

足の裏の痛みで検索してみたら、どうやら足底腱膜炎の症状にぴったりだったが(特に起床時の第一歩が痛いというのに我が意を得たりとうなづく(笑))、ネットの情報では概ね自然治癒を待つくらいしかなく、まぁ歩けないほどではなし、一ヶ月くらいは待ってみるかと我慢。

しかし一向に治まらないので、昨日、たびたびお世話になる病院整形外科を受診した(この四年くらいの間にテニス肘と親指の創傷縫合と肋骨骨折で同じ医師にお世話になっている)。四十手前くらいの若い先生だが、いつも診断が的確で、適切な治療で症状を和らげてくれるので助かっている。

問診票に「一ヶ月前に野山を3時間歩いたあと、足の裏に歩行時に痛みが出る」と書いたら、もうそれだけで足底腱膜炎と診断されてしまった。昨日も同じ症状の人を診たと言うことで、わりあい多いのかもしれない。

足底腱膜とは足の裏のアーチを支える腱で、ここに急激な負荷がかかると傷んで炎症を起こすらしい。また、加齢によって柔軟さが失われているのも原因になる。いきなり長距離を歩いたりするとなるらしく、普段から運動を心がけておくべきと言われたが、考えてみれば暑いのでしばらく探鳥会をサボっていたからなぁ・・・(笑)。

他の症状の可能姓を考えてレントゲン撮影の後、テニス肘の時にも打って貰ったステロイド注射。これがまた飛び上がるほど、顔がゆがむほど、声が漏れるほど痛くて、骨の髄まで響くようだったが、実際に骨の近くまで打ち込んだそうだ。この痛みが10秒くらい続いたのかなぁ。とにかく早く終われと念じていた(笑)。

実は探鳥会の後、右足親指付け根のあたりにも違和感があった。この部分にも長く歩くと痛みが出るので、ついでに診て貰ったところ、加齢によって骨棘が出来ていて、関節が太くなって当たると痛いんだそうである。何にも対処はないということで、我慢するしかないようだ。加齢ってほんとに嫌!(笑)。

ステロイド注射は刺激が強く、注射後は前よりも痛くて足の裏を付かないように歩かなければならなかった。しかるに、今朝は歩き始めの一歩にいつものような痛みがない。注射の指示でキシロカインと言っているのが聞こえたから麻酔が効いているのかもしれないけれど、とにかくありがたいことだ。

注射は痛かったけど、更にあの先生を信頼することになった(笑)。




【付記】数ヶ月後に再発。致し方なく以後は放置。