朝食が別のホテルになるので、朝も少し立町周辺を徘徊。街中の中心部にも被災の後が残っている。
二日目、法要が執り行われる門脇町の西光寺へ。ここも大きく被災したが、本堂の二階に避難して助かった人も多かったと聞く。一階には相当に泥が流れ込んだだろうが、きれいになっていた。
西光寺の副住職が、門脇小*1の校庭まで入ってくる観光客が多いけれど、外壁が剥落してくるので近づきすぎないよう注意するんだ、と言うようなことを話していたのが印象的。と言うわけで観光客は外壁の剥落に注意しましょう。
確かに観光客は多そうだ。観光バスも見かけた。彼らの落とす金は復興の一助になろうが、しかし被害を見物されるのは複雑だろうと思う。そういう自分も首にカメラをぶら下げて、他県ナンバーの車でウロウロしていたのだからやっぱり被害見物のよそ者だし、あまりエラそうなことは言えない。
会食は泉町の鮨山下へ。門脇町にあった名店の弟子筋の人が出したお店とかで、絶品の鮨だったそうだ。魚貝嫌いの自分は特別に肉料理を頼んで貰っており、魚好きの従弟がが散々いじってきた(笑)。
散会後、もう一度叔父宅跡へ行ってみたら従弟二人と従弟の従弟がいて、しばらく話し、別れた。また来るよと思いつつ。
万石浦へ行ってみたかったので女川方面へ。日和大橋を渡り湊町を抜けるが、海から数百メートル離れていそうな地域でも被害が目に付く。従弟に女川にも行ってみたらと言われたが、正直なところ石巻だけでいっぱいいっぱい、他の被災地まで行って衝撃を受ける余裕はなかった。
万石浦は細いくびれで外海とつながっている弯で、松島のような景色が小さくまとまっている絶景の場所だが、車を止めてゆっくり見物できるようなところがない。眺望公園でも作れば良いのにと思う。ぐるりと一周してみたら、とんでもない細道に入り込んでしまったが、これはこれでいいドライブだった。排水ポンプがさかんに水を吐き出していたから、やはり浸水するのだろう。