本・花・鳥(ほん・か・どり)

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原子力がらみの話題における語彙

原発事故以来、さんざんネタにされている話題だとは思うけれど。


放射能放射線放射性物質はそれぞれ違うものだが、すべて引っくるめて「放射能」と呼んでしまいがちで、自分も子供の頃からそうだった。60年代〜70年代には「雨に濡れると放射能で頭がハゲる」なんて子供達の間でまことしやかに言われていたのである。一説では、この当時の東京の線量の方が現在より高かった由。

放射性物質が飛んでいる」「放射線を浴びるのは怖い」が正しい言い方だろうが、これをすべて放射能にしてしまった方が未だにしっくり来る。要は原子力に関わるすべての事象が「放射能」なんだろうなぁ・・・。

以下はウィキペディアより

放射能(ほうしゃのう、英: radioactivity)とは、原子核が崩壊して放射線を出す能力のことである。 放射能の単位はベクレル(記号 Bq)であり、1Bqは1秒間に1個の原子核が崩壊することである。

日本語ではしばしば放射能放射性物質放射線とが混同されているが、その意味は明確に異なる。日常会話やマスコミ等において「放射能を浴びる」「放射能に汚染される」などの誤用が一般に定着し常用されている。また、英語では放射性物質のことを radioactive materials と表記するが、標識などにおいて radioactive と略記することが多く、これを放射能と日本語訳してしまい(厳密には放射性と訳さねばならない)、誤用が起きていると考えられる。放射能は英語で radioactivity である。

wikipedia:放射能


ベクレルは知っていたが、シーベルトなどという単位を知ったのも3月以来のことだ。キュリーなんてものもあったはずだが、これについては詳細は分からない。いずれにせよ、シーベルトやベクレル、原子力がらみの正確な語彙などとは無縁でいられたら良かったなぁと思う。「放射能」の心配のない空を望んで止まず。