本・花・鳥(ほん・か・どり)

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1*[植物][美味]むかご(零余子)

庭木に巻き付いている蔓に実が出来ている。いわゆる「むかご」だろう。蔓だし、おそらくヤマイモと思われるが、実際に採って食べたことはないので躊躇がある(ヘタレなので毒性があったらどうしよう、などと思ってしまうのだ)。この蔓を掘っていけばヤマイモがあるはずだが、そこまでの根気はない(笑)。


以下はwikipedia:むかごより。

むかご(零余子)とは植物の栄養繁殖器官のひとつ。主として地上部に生じるものをいい、葉腋や花序に形成され、離脱後に新たな植物体となる。

葉が肉質となることにより形成される鱗芽と、茎が肥大化して形成された肉芽とに分けられ、前者はオニユリなど、後者はヤマノイモ科などに見られる。両者の働きは似ているが、形態的には大きく異なり、前者は小さな球根のような形、後者は芋の形になる。いずれにせよ根茎の形になる。

ヤマノイモなどで栽培に利用される。

食材として単に「むかご」と呼ぶ場合、一般にはヤマノイモ・ナガイモなど山芋類のむかごを指す。灰色で球形から楕円形、表面に少数の突起があり、葉腋につく。塩ゆでする、煎る、コメと一緒に炊き込むなどの調理法がある。また零余子飯(むかごめし)は晩秋・生活の季語である。

ユリやシュウカイドウをむかごで殖やすというのは園芸本で読んだような気がするし、そういえばシュウカイドウの鉢を土の上に置いておいたらいつの間にか苗出て来ていたから、これもむかごの実生だったのだろう。種子繁殖、挿し木や株分けによる栄養繁殖のみならず、こんな繁殖の仕方もあるのだから植物恐るべし。

以前に買ってきたむかごでのむかご飯を食べたことがあるが、まさにヤマイモの味だった。


補足:蔓の巻き方が逆なのでどうやらヤマノイモではなかったようだ。残念!