本・花・鳥(ほん・か・どり)

本とか植物とか野鳥とか音楽とか

イッテQとキリマンジャロ

昨日、ツイッターで呟いたことを広げてみました。



テレビのアナログ停波以来、世界の果てまでイッテQ!を見ていなかった(二台ある地デジ対応テレビのうち一台が受信できず、映る方のテレビは母が「江」を見ているので)。両方のテレビに地デジとBSデジタルが映るようになったので、久々にイッテQ

タレントが体当たりで世界各地を旅して笑いを取るバラエティは、別に目新しいものではないのだろうが、タレントの反応が今までのその手の番組よりも斬新だったように思う。なかんずくイモトアヤコという新しいスターを発掘したことも成功の要因だろう。売れない芸人だった彼女が起用されたのは単に足が速いからだったそうで、思わぬ拾いものだったらしい(笑)。この番組を見るようになったきっかけは、オセロ松嶋世界遺産を「深夜特急沢木耕太郎」ばりに旅をすると言う企画が面白そうだったからだが、いつの間にかあれやらなくなっちゃったなぁ。

昨日は、24時間テレビがらみで、盲目の女性がイモトと共にキリマンジャロ登山を果たすというもの。この女性は今までも24時間テレビで結構ハードな企画にチャレンジしているそうだ。

感動や涙を押しつけ、司会者始め出演者がやたらと涙を流しまくる24時間テレビのやり方は大嫌いである。今回だって、障害者の努力を美談に仕立てようとしている意図があからさまだ。しかしながら、健常者でさえ大変な登頂を成し遂げた彼女の頑張りは嘘ではないだろうし、図らずもスゲーなぁと感心させられてしまった(笑)。

イモトのマッターホルン登頂や、内村光良の冬の富士登山の時もそうだったが、途中でばてばてになり、挫けそうな自分と戦う自分が繰り返されるのがこの番組の通例だ。ただ、難関を克服したときのあっけらかんとした様を見ていると、もしやあれは演出だったのか、などと勘ぐってしまうのだが、そういうのも引っくるめてバラエティと言うことかも知れない。少なくとも登頂を果たしたことに嘘偽りはなかろうし・・・(時折顔を出す石崎ディレクターも面白いが、この人、マッターホルン山頂にヘリコプターで来てたっけ(笑))。