本・花・鳥(ほん・か・どり)

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キョウジョシギ 大磯にて

アオバトを観察している砂礫の浜に小さな可愛いシギが人をこわがる風でもなくチョコチョコと歩いていた。シギチ類(シギとチドリを総称して言う)にはあまりご縁がなく、喜んで観察&撮影。

シギは非常に種類が多く、初心者にはさっぱり分からないが、探鳥会をしている人たちの側にいたので、「あれはキョウジョシギの若鳥」という声が聞こえてきた(シメシメ(笑))。アオバト同様に初見なので嬉しい。

キョウジョシギの成鳥は黒と赤褐色の混ざった色合いをしており、それが京女の装いを連想させるからキョウジョシギらしい。まだそこまでの色合いではなかったが、砂浜のゴミなどをひっくり返しては餌を探す様子はいかにもキョウジョシギっぽい。
http://www.yachoo.org/Book/Show/227/kyoujyosigi/

シギ類の多くは春と秋の渡りの季節に、中継地として日本に立ち寄る。干潟などでさまざまなシギが見られるが、概ね目がまん丸で可愛らしい。留鳥として普通に見られるイソシギも可愛いなぁ。

一番簡単に行ける海岸は片瀬や鎌倉だが、このあたりにはあまりシギ類が現れないようで、シギ類との邂逅の機会は貴重だ。