本・花・鳥(ほん・か・どり)

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アオバト 大磯照ヶ崎にて

昨日、大磯の照ヶ崎へアオバトを見に出かけた。

照ヶ崎は海岸からすぐの岩礁で、五月から十月上旬くらいまで、丹沢に住むアオバトの群れが海水を飲みにやってくるので有名だ。アオバトはその名の通り鳩の仲間だが、美しい緑色の羽を持っている。名前は、体色からではなく、「アオーアオー」という鳴き声からという説が有力らしい。

  アオバトについては→こまたんhttp://www.komatan.jp/

アオバトは早朝の方が多く飛来するということで、5時半起きして6時半に出発。新湘南バイパスは無料化社会実験で通行料は要らないが、ゲートでのチェックはするということで、初ETC。緊張したがどうやら無事に通ることが出来た。ただ、時速20kmまで落とすのは難しい。

駐車場に車を入れて照ヶ崎海岸へ行ってみるともうすでに大勢の人が・・・(野鳥愛好家と野鳥写真愛好家の両方)。自分も装備を調えて一人探鳥会(笑)。

しばらく待っていたら、次々にアオバトの群れがやってきて、果敢に岩礁に留まっては荒波に押されて舞い上がっていく。くぼみにたまった海水を飲むためらしいが、中には波に巻かれて死んでしまう個体もあるそうで、丹沢からの長距離飛行もあるし、動物が生きていくのは過酷だ。

アオーアオーという声は聞けなかったが、双眼鏡で見るまでもなく、すぐ頭の上を群れが飛び去っていく。噂に聞いた赤紫(♂)と緑色のボディはとても美しい。ただ、写真を撮ろうと思うと、陽光が強くてシルエットになりがちなのが難点だった。


岩礁にて


荒波に飛び立つ


群れ


↓こまたんメンバーと思しき方のブログ。昨日の様子が記されているが、かなりの飛来数らしくラッキーだった。しかし、あれだけの数をどうやって数えておられるのだろう。
http://blog.livedoor.jp/aobatonahibi/archives/51901152.html



確認できた鳥
アオバトウミネコキョウジョシギ、ミサゴ(魚を運んでいた)、トビ、ツバメ(イワツバメもいたかもしれないが確実ではない)、イソヒヨドリ(可愛い声も聞いた)、カワラバト