本日のNHK新日曜美術館は「朝顔図屏風/鈴木其一」を採り上げていました。酒井抱一の弟子筋になるらしいのですが、深い紺色でうねる朝顔の生命力は、明らかに大師匠尾形光琳の「燕子花図屏風」の影響を思わせます。パノラミックで美しい構成は何ともモダンですが、本物はメトロポリタン美術館にあるそうで、直に見られないのが残念ですなぁ。
同じ作者による「夏秋渓流図」は「燕子花図屏風/尾形光琳」同様に根津美術館に収蔵されています。大胆でモダンで色鮮やかなデザインはさすが琳派という感じですが、根津美術館も現在閉館中で見られません・・・。
夏秋渓流図
http://www.nezu-muse.or.jp/syuuzou/kaiga/10348.2.html
燕子花(尾形光琳)
http://www.nezu-muse.or.jp/syuuzou/kaiga/10301.html
我が国全体の財産である日本美術がなかなか見られないのは残念ですが、秋に「大琳派展」があるそうで、「夏秋渓流図」「燕子花図屏風」が出展されるようでした。見に行くよりは、カタログを入手してお手軽に楽しもうかと考えている不届きものですが・・・(笑)。
大琳派展サイト
http://www.rinpa2008.jp/
このサイトはフラッシュのみで構成されているので、見にくくて仕方ありません。私はフラッシュを多用しているサイトが大嫌いなのですが(ワンポイントなら効果的だと思いますが)、何ですかねぇ、作成を発注する側の好みなんでしょうか。「ホームページ作るならフラッシュ必須!」とか・・・(笑)。