以前に「こぐこぐ自転車/伊藤礼」という本をレビューしたことがございます。
定年間際の大学教授がふと思い立って自転車通勤を始め、ずっぽり自転車にはまってしまった顛末をユーモラスに綴った自転車エッセイですが、本日、NHK−BS2の「われらサイクル派宣言」という番組で、若いタレントと一緒に利根川沿いをツーリングされていました。
現在74歳のこの小父さん、外見が非常にハンサムな人で、女形俳優の篠井英介に似ているのですが、物腰も柔らかくて飄々としており、非常に魅力的なシニアでございます。高齢化社会の手本のような人ですな。
1日数十キロのツーリングでも、慣れていればさほど大変でもないようで、同行者には79歳の方もおられました。元気だから自転車に乗るのか、自転車に乗っているから元気なのか・・・。
ドイツには「トラック一杯の薬より一台の自転車」の諺があると番組内で紹介されていまして、健康に良いことは間違いなさそうですが、79歳氏は、そんな実益よりもただ楽しいから乗っているのかもしれません。
某番組で話題になった納豆は、たとえダイエット効果がねつ造であろうとも健康によいことは間違いありませんが、ただ美味だから食べるのだ!と思ったことと似ているような気が致します。
ん?納豆と自転車を一緒にするのは間違いかな・・・(笑)。