ＮＨＫ教育22:00からの趣味悠々の水曜日は、昨日から「遺跡ウォッチング」を放送している。考古学者と共に遺跡を訪ね歩く２ヶ月の放送で、古代史については疎いながら、太古のロマンを感じさせる遺跡歩きにはとても興味を覚えている。
http://www.nhk.or.jp/syumiyuuyuu/remains.html
放送予定に飛鳥や山辺の道が入っているのも楽しみだ。古墳地域を含めて奈良には、開発地域のすぐ横にそのまま古代が残っているような感があり、とても面白いと思う。山辺の道はいつか歩いてみたいところなのだった。
で、昨日の放送は平城京跡である。以前は広大な空き地に礎石の後が残っているだけで、それが風化したような歳月を感じさせて面白い風景だったが、昨今は朱雀門だの何やら庭園だのが復元されている。まるっきりのでたらめでもないのだろうが、一体どのような資料を元に復元したのか、どの程度正確な復元なのか、ちょっと疑問に思う。
巨大な縄文遺跡などでも、太い柱が並んでいた遺構は監視台だったに違いないとかで、わざわざ木造の監視台を復元させているらしいが、何故そのままで見せようと思わないのか！。
囲い込んだら囲い込んだで、高松塚古墳のようなていたらく・・・。学問と行政の境目にある領域はなんだか空しいなぁ。
