本・花・鳥(ほん・か・どり)

本とか植物とか野鳥とか音楽とか

へっ!

二年

二年前の今頃、闘病の末に旅立っていった、へそ曲がりで知性的で露悪的で潔くて思いやりのある書評ブロガーの思い出に。 今年は菜の花も遅い。

落葉

今年も枝々が落葉し、木が潔く本来の姿を見せる季節になった。どうしてこうも裸木の姿に惹かれてしまうのだろう。畏敬していた書評ブロガー屁爆弾女史は昨年「瑞閏さんが落葉の写真を撮る頃には帰ってきたい」とコメントを残して入院され、そのまま不帰の人…

メンテナンス中

一度は分館を設けたはてなダイアリーだが、このIDを使いたいので分館からの引っ越し中。重複する記事を削除しているが、id:hebakudanさん(リンク切れ)のコメントを読み返せるのが何より楽しい。そういえば、「あたしはすぐに記事を削除したくなるし、suiju…

落葉

フラクタルな美しさ、寒さに負けない強さ、大木の風格みたいなものに魅了されるのだと思うが、落葉した木の姿が好きで、このところ毎年、裸木があると写真を撮ることにしている。この写真は横浜市栄区の自然公園で写したもの。id:hebakudanさん(リンク切れ…

偏屈と言うこと

我ながら偏屈であると思う。若い頃から友人に「お前は屈折している」と言われてきたし、テレビを見ていても何かと文句を言っているし、物の見方が確かにひねくれているような気がする。偏屈自体は悪いものではない。大多数の声に飲み込まれない他方面の判断…

病床の本

id:hebakudanさんの病みつきボイスの最後の録音に下記のような一節がある。 家から2冊だけ持って来ている本は、ヒルティの『眠られぬ夜のために』と、セネカの『人生の短さについて』。今日は無理をしてでもこれを少し読みたいと思っていたが、夕方から頭痛…

周到すぎるよ

id:heba様のエントリhttp://d.hatena.ne.jp/heba/20100511に下記のような一文がある。屁爆弾さんが血止め式に関する処理を依頼していった書置きについてである。 身内の者に宛てて妹が書き置いたメモ文書は、ディスクトップ・アイコンの姿でパソコンの立ち上…

さようなら

屁爆弾さんid:hebakudanとは元々mixiの読書コミュでご一緒させて頂き、彼女のmixi退会後は、ブログの(「本と屁爆弾」、その後「血止め式」)追っかけをしてお付き合い頂いていた。広範な読書量と該博な知識、そして鋭い考察にいろいろと蒙を啓かれたもので…

あるブロガーの闘病

畏敬する書評ブロガーhebakudanさんは、広範な読書量と知識、鋭い洞察、ややひねくれた冷徹な批評眼で、読み応えるのあるエントリを書かれて来た。数カ月前から鼻症状の闘病生活を送られていて、しかし意気は衰えず相変わらず面白い着眼点を楽しませていただ…