2009-03-01から1ヶ月間の記事一覧
帰路は国道246経由で世田谷方面へ。古刹・豪徳寺が招き猫の元祖であるという話を何かで読んだことがあり、奉納されている招き猫が可愛かったので是非とも拝観したいと思っていたのである(「招福猫児由来」は文末に拙文にて)。何でも、井伊家の主が豪徳…
昨日、所用で東京お茶の水へ。用事は9時過ぎの予定だったのだが、8時頃には到着してしまったので、以前に野鳥MLで「人慣れした野鳥が面白いよ」と教えて貰った上野の不忍池へ寄ってみた。カモメ、キンクロハジロ、オナガガモ?などが逃げる様子もなくう…
朝鮮半島と思しき架空の世界を舞台に、誠実で活発な落ちこぼれ巫女の活躍を描く児童向けファンタジーシリーズの第一巻。書評家の北上次郎が絶賛していたので読んでみたら確かに面白かった。 夢見の力で予言をする天山の巫女集団は、才能に目を付けた幼い娘を…
岩井作品は、中世において、権力者による理不尽から苦労させられる主人公の悲喜交々を描いたものが多いが、今回は足利幕府のうだつの上がらない官僚の奮闘を描いて共感を誘う。足利義満が隠居しながら北山殿と呼ばれて権勢を振るっていた時代、政所納銭方に…
カルガモのいる川沿いから遊水池を通るコースで、久しぶりに近隣を鳥見散歩。少し歩いたところにある中学校に雀の群がいると思ったら、そのうちの一匹がやたらと枝をつついており、これはもしやキツツキ類かもと思って双眼鏡で確認してみたらおそらくコゲラ…
上腕骨外外側上顆炎(いわゆるテニス肘)については以前にもネタにしていますが、特に覚えもないのに再発してしまいました。2週間ほど前から肘の痛みがあり、半年前のテニス肘の痛みをステロイド注射一本で見事に取り除いてくれた整形外科を受診したところ…
頭脳明晰・傲慢不遜・才色兼備・傍若無人で格闘術は飛び抜けており、実家は警備会社を核とする巨大コンツェルンの大富豪というスーパー女王様キャラのキャリア警官薬師寺涼子警視が怪奇な謎を(無理矢理に)解決してしまう痛快シリーズである。上は警視総監…
新入社員梶本大介が社内で直面する様々な謎を、ビル清掃作業員キリコが鮮やかに解き明かす連作ユーモアミステリー。本書の魅力は何と言ってもキリコである。年齢は不詳ながら二十歳前くらい、コギャルのごときファッションの明るく小生意気な女の子で、嬉々…
丸の内にある東京中央郵便局の再開発に総務大臣が抗議していた件は、保存部分を多くすることで決着したようだ。東京駅周辺の歴史あるビルの再開発で、古い建物の基部だけ残して超高層ビルを据え付けたデザインがあるが、あれは墓石のようで醜悪きわまりない…
高校の陸上部に所属する主人公が自転車に乗ってひたすら北へ向かう物語。物置に近所のお兄さんのお下がりのロードバイク(ビアンキ=イタリアの自転車ブランド)があることを思い出した主人公は、子供の頃には乗れなかったビアンキの意外な走りに驚き、八王…
いつもは鳥見と運動を兼ねてウォーキングしている遊水池ですが、ちょいっと腰痛があったため、無精して車で行ってみました(笑)。そしたら、池の周りに超望遠一眼やデジスコ(高倍率のフィールドスコープ(ニコン登録商標)という単眼鏡にコンパクトデジタ…
スチャラカなんちゃってハードボイルド「ハードボイルドで行こう」の続編。遅筆で有名な火浦作品を読むのは多分20年ぶりくらいになる。正統派ハードボイルドに憧れる私立探偵山本辰吉、おとぼけC調脳天気な助手銀次、銀次より多少マシなくらいのアシスタン…